「僕らのミライへ逆回転」 を見てきました。

2008年　アメリカ
監督　ミシェル・ゴンドリー

ゴンドリー監督の作品は『エターナル・サンシャイン』が結構好きでしたが、この新作は予告編を見て大爆笑！で、どうしても見たくなってしまいました。
ジャック・ブラック主演というだけでも結構興味そそられます。

ジャック・ブラック演じるジェリーは、友達でレンタルビデオ店の店員、マイクと一緒に発電所を襲撃しに行くんですが、あえなく失敗。
その時に電磁波を浴びたジェリーが翌日そのビデオ店に行くと・・・お店のビデオテープが全部ダメになってしまいました！
店主のお友達の女性が店に来て、「ゴーストバスターズを見たい」と言われた彼ら・・・なんと、自分たちでゴーストバスターズを撮影してしまう！というアイディアを思いつきます。
「ホンモノを知らない彼女なら絶対分からない」と渡した翌日、彼女はビデオを返しに来て・・・「面白かった。他のはないの？」と衝撃（！）の感想を言ってくれるんですねぇ。


その映画は「リメイク」として、徐々に口コミで広まって行きます。
盛況を受けて、更なる「作品作り」に精を出すジェリーとマイク。
近所のクリーニング店の女の子をヒロインにした『ラッシュアワー２』や『ロボコップ』、そして『ゴジラ』など・・・！
ジェリーの仕事、スクラップ屋さんの廃材などを使って、文字通り手作りで映画を作って行きます。
その手作り感が何とも言えず懐かしいんですよね。格闘シーンで枕をバットでたたいて効果音を出したりなど。

作品も増え、ジェリー達がスターとして人気者になって来たその頃・・・著作権侵害の容疑で調査が入ってしまいます。
何ともタイムリーな問題で結構複雑な気持ちですよね・・・結局店のビデオは皆処分されることになります。
気落ちして店もおしまい、と思っているマイクに再び「映画を作ろう」と言うのは、ジェリーだけではなく、そのお店のお客さん・・・街の皆なのでした。

そこからの展開は心温まる感じで、皆で一緒に参加する！っていうのが良いです。
笑いと感動の涙のバランスの取り方が非常に素晴らしいです・・・最後には、反則じゃないかと思うくらいほろりとさせてくれます。

リメイクされた映画、わたしも本当に全部見てみたいです。
しかもゴンドリー監督自身が、この映画の予告編を「リメイク」するという面白企画まであります！
監督の映画・・・特に昔ながらの映画の手法というものに本当に愛情を持っているというのが非常に良く分かります。
温かい気持ちになれて、見て良かった！と思える映画でした。

↓YouTubeの特設チャンネル。リメイクが全部見れたら良いんですけどね〜
http://jp.youtube.com/profile?user=tohokushinsha

コメント 2

こんばんは。
楽しい映画でしたね。
リメイク作品が見たくて仕方ありません。
by hash (2008-11-17 21:07) 

> hashさま
こんばんは！
nice！とコメントありがとうございます！

笑えてちょっと泣けて・・・という、文字通りエンターテイメントですよね。
リメイク作品本当見たいですよね！


by トミュウ (2008-11-17 22:03)