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「リダクテッド」 を見てきました。 [映画:ラ行]

2007年 アメリカ=カナダ
監督 ブライアン・デ・パルマ

最新作は必ずチェックしてしまう監督の一人です。
『スネーク・アイズ』から『ミッション・インポッシブル』まで多彩な作品を生み出すデ・パルマ監督の最新作は・・・イラン戦争で起こった実際の事件をモチーフにした作品です。

イラク戦争に参加している青年兵士サラサールは、この戦争のドキュメンタリー映像を撮影し、それをきっかけに映画学校に入ろうと考えています。
弁護士の伍長マッコイ、メガネの文学青年ゲイブ、そしてちょっとキレると怖い感じのフレークと彼の親友ラッシュ・・・チームのメンバーの日常の姿がビデオに収められています。
最前線で衝撃映像を!と思っているサラサールの気合いも空しく、配属先は検問所。
大きな出来事もなく繰り返される毎日・・・この何とも言えずだら〜っとした感じが「フランスのテレビ局撮影のドキュメンタリー映像」になっていて、退屈さ加減が更に増しています。

この作品はサラサールの映像だけでなく、ドキュメンタリー番組やYouTube(もちろんどれも架空)の映像を寄せ集めて作った・・・「ような形」になっているのが最大の特徴ですね。
事実を基にしていながら映像は全て綿密な演出によるフィクションという、実際の映像が使えなかったなどの事情はあるのかも知れないですが、ここまで徹底すると逆にリアリティあり過ぎです。

そんな退屈な毎日を覆す事件が発生します。
ある日検問所近くの広場で、何気なく置かれていたボールが爆発し、彼らの上司が爆死!
これを目の当たりにしたフレークは、元々持っていた過激さが増長され、報復・・・名目は「反乱分子としての証拠を探すため」ある民家を襲撃します。
主人は連行され、家には老人や子供ばかりが残されてしまいます。

それからしばらくして、フレークとラッシュは酔った勢いでこの家に再度行くことにします。
目的は・・・この家の娘で、毎日検問所を通って学校に行っている15歳の少女!彼女を「戦利品」として得るために・・・。
その様子を「衝撃映像」として残したいと思ったサラサール、彼らを止めることが出来なかったフレーク・・・深夜その家に赴いた4人。
そこからは悲劇が悲劇を呼ぶ展開となって行きます。

事実を事実以上にリアルに描く・・・という感じで、イラクの組織?が声明を出すようなシーンまでもが再現されています。
まぁこんなことが本当に起きて、しかもベトナム戦争でも同じようなことが起きていた(デ・パルマ監督はその時も映画によって最大の非難をしました!)という事実に、何ともいえない脱力感というか、どうして・・・という思いが募ります。
デ・パルマ監督もきっとそう思って、同じテーマを敢えてまた映画にしたんだろうと思います。

戦争については、何か意見するというのは非常に難しい部分はあります。
最近は日本でもあまりニュースなど見なくなりましたが・・・リダクテッド−削除編集、というこの映画のタイトルは、戦争の報道について本当に痛烈な批判をしていると思います。

それにしてもデ・パルマ監督はいろんな意味で幅の広いというか・・・『ミッション・インポッシブル』とこれとが同じ人物のフィルモグラフィーに入っているなんて、ちょっと面白いな〜と思ってしまいます。
だからこそ、毎回次作が楽しみでならないんですよね!



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