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「ワンダーラスト」 を見てきました。 [映画:ワ行]

2008年 イギリス
監督 マドンナ

言わずと知れたマドンナの初監督作品です。
この作品はマドンナの自伝的な要素もたくさん・・・ということで、楽しみにしていました。

ロンドンのあるアパートでルームシェアで暮らしている3人・・・AK、ホリー、ジュリエット。
AKはミュージシャンで成功する事を目指していますが、実際は家でSM調教師の仕事をしています。
ホリーもバレエで成功を目指していつつ、とりあえず食べていくためにどうしたら良いのか悩んでいます。
薬局で働くジュリエットも、本当はアフリカにボランティア活動をすることを夢見つつ、行動には移せていません。

AKが便利屋として時々食料などを届けに行く、同じアパートの住人フリン教授も良い味を出しています。
元詩人の彼は、盲目でありながら本棚には本がびっしり。音楽をかけ、本棚から手探りで本を取り出し、そのにおいや手触りを楽しむシーン、幻想的な感じがしましたね。

ホリーはAKのすすめに従い、悩みながらもストリッパーとしての仕事を始めます。
同じダンスと言ってもやっぱりバレエとは全然違い、かなり苦労しますが・・・先輩ストリッパーの教えもあって、だんだん良い感じになっていきます。
この先輩も仕事に誇り持ってます!って感じで結構カッコ良いです。

AKはフリン教授の部屋に行った帰りに、偶然というか好奇心というかで彼の詩集を勝手に持ち帰ります。
そこで読んだ詩に感銘を受け、メロディーがあふれ出て来ます・・・。

ジュリエットにもその後、自分の夢への第一歩へ近づく出来事が起こり・・・思ったよりは結構良い話になってるな、という感じです。
「堕落論」なんて予告で言われていたので、もっとダークでやばい感じを想像していたんですが、青春という言葉が似合うさわやかさがあります。
ライブのシーンはちょっとじーんと来てしまいましたね。
映像や音楽もカッコ良かったです。

3人の主人公達が本当良いです・・・特にAK役のユージン・ハッツ!カッコ良いです!
見た目もひげ面だし、だらけた生活をしている(役)なんですが、時々ウクライナ語での格言・人生観を語るという・・・東欧の言葉の響きも良いし、そのギャップが良いんですよね〜。
更に語ると、AKはホリーのことが好きで、彼女が頑張っているのを陰ながら見守っていたりする訳なんですが・・・その恋するまなざしが、すごく良いです!
もうほんとにファンになってしまいました。

わたしはマドンナの大ファン!というわけではないのですが、彼女の作る曲などは良いと思いますし、今回の映画でやっぱりすごい人だなーと思いました。
AKが語る人生観はそのままマドンナの考えで・・・苦労もあって成功もあっての言葉なので、とても印象に残りました。
また映画を撮るなら、ぜひ楽しみに待ちたいと思います。


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ももこ

ハジメマシテ。
ユージン・ハッツ、かっこよかったですね。
私も、またマドンナが映画を撮ったらみてみたいです。

by ももこ (2009-02-15 20:26) 

トミュウ

> ももこさま
初めまして!nice!とコメントありがとうございます!
ユージン・ハッツのウクライナ語にすっかり惚れてしまいました。
マドンナは、映画監督としても今後が楽しみな存在になりましたね。

by トミュウ (2009-02-17 01:01) 

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