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「リバティ・バランスを射った男」 を見ました。 [映画:ラ行]

1962年 アメリカ
監督 ジョン・フォード

西部劇といえばジョン・フォード!っていうくらい超有名作品もたくさんありますが、この作品は晩年の傑作と言われているとのことで。
ジョン・ウェインとのコンビで作った最後の作品だそうですね。
なかなかカッコイイ邦題が気になって、見てみることにしました。

法律家を目指している青年ランサム・ストダードは、西部に向かう途中で無法者リバティ・バランスに襲われて重傷を負います。
運良く近くの街でトム・ドニファンという男に助けられ、その街で過ごすことにします。

銃ではなく法の裁きでリバティ・バランスに対抗しようと考えるストダードに、ドニファンは銃で挑むしかないとしきりに説得します。

ストダードは街で法律事務所を構え、人々からも徐々に頼りにされるようになって行きます。
新聞社のビーボディと協力し、言論の力で悪に対抗しようと活動している彼の元に、またリバティ・バランスがやってきました・・・。

後半の展開も波乱ありって感じでなかなか面白く、最後までダダーっと見れました。
西部劇っていうとなんか対決!酒場!また対決!みたいなステレオタイプな話が多いイメージがあるんですが、これはちょっとした謎解きなんかもあって(まぁ見てればすぐ分かっちゃうんですが)面白かったです。

ジョン・ウェインはトム・ドニファン役なんですが、色々カッコイイことをしておきながら結局は報われないという役回りをさすがの存在感で演じていました。
損な役柄、映画的にはオイシイのでいいとこ持って行ってるな〜なんて思ったんですけどね。
ストダードのジェームズ・スチュアートも線の細い感じでなかなか良かったです。

ドニファンの生き方はやっぱり「男の美学」的な感じで、そういう意味では西部劇らしさも味わえる作品でした。
やっぱりジョン・フォードの作品は面白いですね。
たくさんあるので大変ですが、今後もいろいろ見てみたいと思います。


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