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「J・エドガー」 を見てきました。 [映画:英数字など]

2011年 アメリカ
監督 クリント・イーストウッド

イーストウッド監督の作品は必ずチェックするようにしているし、結構好きなレオナルド・ディカプリオが主演なので、今回も楽しみにしていました。
初代FBI長官のジョン・エドガー・フーバーの半生を描いた作品です。

FBIの初代長官、J・エドガー・フーバーは、自分の半生記を作るべく、若い記者に自分の人生を話し始めます・・・。

1920年代のアメリカは、警察組織も大分腐敗していて、正直なところあまり役に立っている状態とは言えませんでした。
そんな警察とは別の組織として作られた連邦捜査局、後のFBIの長官に、20代で就任したのがエドガー。

72歳で長官を退くまでの間、8人もの大統領に仕えた彼は、当時はまだ行われていなかった科学的な捜査や、犯罪者の指紋管理システムなどを確立するなどの実績を残します。
しかし一方で、彼は要人の部屋を盗聴して機密ファイルを作るなど、黒い疑惑も多かったのでした。

当時「パブリック・エネミー」ことジョン・デリンジャーが活躍していたこともあって、FBIはどちらかというと煙たがられる存在だったそうですね。
そういう時代だったからこそ、あらゆる手段を使って自分の「正義」を貫こうとした・・・ということがエドガー自身の口から語られる形で描かれているので、実際はちょっと美化し過ぎじゃん?なんて言う所があるんですよね。
盛って話す・・・というか。
そういうのが後から「違うでしょ」と右腕のトルソンから指摘されたりするのは興味深かったですね。

トルソンとの多分愛情だった関係とか、秘書のヘレンとの長年の信頼関係、そしてエドガーの母親との関係に視点を当てて、エドガーは1人の男性としてはどういう人物だったのか?という部分が描かれているのも興味深いです。
母親から「男らしさ」を強要されるものの、実際は弱い所もある人だったんだろうと思うし、そういう部分の描き方に温かさが見えます。

以前の作品のようなガツンと来る感じはなかったけど、全体的に登場人物に対する優しさを感じることができる良い作品だったと思います。

エドガーを演じたディカプリオ、本当に良かったですね〜。
20代の青年時代はもちろん、おじいちゃんになってヨボヨボな姿までも違和感なく演じていたのはすごいです。
それに関して言うと、トルソンを演じたアーミー・ハマー、ヘレンを演じたナオミ・ワッツも同じくすごかったですね〜。

自分はあんまりアメリカの歴史に詳しくないので、もう少しその辺りを勉強していればもっと楽しめたかなと思います。
ジョニー・デップの『パブリック・エネミーズ』と同時代の頃の話なので、勉強して、2本を比べて見てみたらきっと面白いだろうな〜。







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coco030705

こんばんは。
ディカプリオいいですね~。もはやレオ様ではないけれど、それなりにいい男になっていると思います。
クリント・イーストウッド監督作品なので、観たかったんですが、何やかやで見逃してしまいました。DVDでせひみてみますね!
by coco030705 (2012-04-15 23:24) 

トミュウ

> ココさん
遅くなりましたが、nice!とコメントありがとうございます。
ディカプリオは、若い頃のキラキラした感じも良かったけど、
いい年齢になった今の方が好きですね〜。
DVDで是非見て下さいね!見たら感想聞かせて下さい〜。
by トミュウ (2012-05-13 14:52) 

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