「デス・レース2000」 を見ました。

1975年　アメリカ
監督　ポール・バーテル

B級映画の帝王と言われ、わたしの好きな映画監督の１人でもあるロジャー・コーマン製作の作品です。
もちろんこの作品もB級映画風味タップリのすごい作品ですよ〜。

西暦2000年のアメリカは独裁国家となっていて、「アメリカ連邦」と呼ばれています。
ここで大人気の自動車レース「デス・レース」は、アメリカ大陸横断レースなのですが、文字通り走行中に人を殺すとポイントが入るというすごいレースです。

登場する車ももちろん殺人仕様。
国民に大人気の主人公フランケンシュタインは、とある理由でダース・ベイダーのような覆面を着用していて謎のキャラって感じです。
彼のライバルマシンガン・ジョーは、フランケンシュタインへの敵意をむき出しにして叫びながら登場。
その他、ジェーン、マチルダ、ネロの５チームが優勝を競います・・・！

このレース、なんと全国にテレビ中継されていて、国民が熱狂しながら見ています。
しかも殺人ポイントは、女性や子供など弱者であればあるほど高い！・・・という、とんでもないルールだったりします。

こんな2000年になってなくて良かったですね〜。まぁあんまり未来って感じはしないですけど。
車もすごく手作り感があって、それが人をひき殺して、観客が「キャー！」なんて盛り上がるという・・・ナンセンスではありますが、その突き抜けた感がとっても楽しいです。

この作品、ブレイク直前のシルベスター・スタローンが登場しているんですよね。
マシンガン・ジョーの役を演じているんですが、単細胞なジョーのいい意味でのバカっぽさに本当にピッタリ合っていて本当に良かったです！
意味もなく叫んだりしてね。

そんな感じで、ナンセンスな話の展開と若きスタローンの活躍で、難しい事を考えずに笑いながら見ることができ、とても楽しい作品でした。
やっぱりロジャー・コーマンは面白い作品作りますね。
他の作品もいろいろ探してみたいと思います。

デス・レース2000年 HDニューマスター/轢殺エディション(Blu-ray Disc)

• 出版社/メーカー: キングレコード
• メディア: Blu-ray

コメント 2

こんにちは。
ウィキでコーマンのことを調べたら、自伝『私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか（How I Made a Hundred Movies in Hollywood and Never Lost a Dime）』なんていう本を出しているんですね。なんだかおもしろそうな人。映画はあまり観たことがないのですが、「コーマン帝国」というドキュメンタリー映画はちょっと観てみたいです。
by coco030705 (2012-11-05 12:06) 

> ココさん
こんにちは！nice！とコメントありがとうございます。
ロジャー・コーマン、わたしも知らない作品がたくさんあるのですが、面白そうな人ですよね。
ドキュメンタリーあるんですよね。
わたしも観てみたいです！
by トミュウ (2012-11-17 16:20)