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「みな殺しの霊歌」 を見ました。 [映画:マ行]

1968年 日本
監督 加藤泰

なかなか衝撃的なタイトルのこの作品、とにかく復讐劇であるということ、かなりハード寄りなサスペンス作品であるという話を聞いていました。

映画はいきなり、1人の女性が風呂場で青年に惨殺されるシーンから始まります。
その後、有閑マダム達が次々と惨殺される事件が発生します・・・。

一見特に繋がりもないように見えた女性達ですが、警察の調べが進むにつれて、あるパーティで一晩一緒に過ごし、そこに偶然配達に来たクリーニング屋の少年に皆で乱暴した事が分かってきます・・・。
その話を知った青年=川島は、彼の復讐をすることに決めたのでした。

とサックリ書きましたが、実はそれほど仲良くもなかった少年のためにどうしてこんな残酷な復讐をするのか?という部分が謎のままだったりするんですよね・・・。
一方で「次は自分が殺されるかも」とおびえるマダム達の様子が緊張感があって良かったです。

川島は、行きつけの中華料理店の店員の女の子=春子に好意を持っていて、恋愛話も進んで行ったりします。
春子も実は暗い過去を持っていたりして、一筋縄では行かないんですが、残酷な殺害シーンと2人の会話のシーンとの対比と、本当に同一人物?と思いたくなるくらいの川島の変わり方が良かったです。

結局最後まで分からない部分があったり、微妙にスッキリしない感じが残るこの作品ですが、実際連続殺人事件を行う犯人の心理状態って不可解なものかも知れないな、という部分がリアリティある気がしました。
全ての事件が推理小説やマンガのようにスッキリ決着つく訳ではなく、実際はこういうケースもあるんだろうなとも思います。

そんな感じで見ていたこの作品ですが、倍賞千恵子さんや菅井きんさんなどの若い頃の姿が見れるのも楽しいです。
主演の佐藤允さんは昨年末に亡くなったんですね・・・。
川島の、殺害を繰り返す時と春子と会っている時の姿が本当に別人のようで、素晴らしい演技だったと思います。
こうして映像がずっと残り続けるというのは、本当に映画の良いところですね。


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