「パッション(2012)」 を見てきました。 [映画:ハ行]
2012年 フランス=ドイツ
監督 ブライアン・デ・パルマ
デ・パルマ監督の映画は結構好きでいろいろ見ていますが、こちらもずっと楽しみにしていました。
『リダクテッド』以来約5年ぶりくらいだったんですね〜。
ノオミ・ラパス演じるイザベルは、広告代理店重役クリスティーンのアシスタントをしています。
自分の力で重役にまでなったクリスティーンの事を尊敬しているイザベルですが、ある企画のアイディアを横取りされてしまいます。
クリスティーンの策略で恋人も失ってしまったイザベルは、復讐する事を決意します・・・。
随所に「いかにもデ・パルマ」な雰囲気が出ていてとても楽しめました!
分割画面になるたびニヤニヤしてしまいました〜。
ストーリーも素晴らしいです。
イザベルとクリスティーンの「女同士の戦い」が描かれて行く訳ですが、真実が途中で良く分からなくなって行き、衝撃の展開には本当に感激しました。
なんというか、自分の考えていた展開をいい意味で裏切ってくれるのは、本当に良く出来たミステリーだなと思います。
まぁ自分は単純なので、裏の裏を読むような事はしないで簡単にミスリードなどにも引っかかってしまうんですけどね・・・。
『リダクテッド』のようなリアルな映画も良いですが、今作のような艶っぽいミステリーこそがデ・パルマ監督の真骨頂のような気がしてしまいますね。
昔の作品は見逃している物も多いのですが、古い作品をいろいろ調べて見てみたくなりました。
これからの作品ももちろん楽しみにしたいと思います。
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