「ブルージャスミン」 を見てきました。

2013年 アメリカ
監督 ウディ・アレン

毎年楽しみにしているアレン監督の新作（というには大分時間が経ってしまいましたが）。
主演のケイト・ブランシェットが2013年のアカデミー主演女優賞を獲得した作品ですね。

ケイト演じるジャスミンは、夫と別れてニューヨークからサンフランシスコに妹を頼ってやってきました。
ニューヨークではセレブな暮らしをしていたので、妹との普通の暮らしをなかなか受け入れることができません。

そんな中でも何とか仕事を見つけて過ごしていた彼女は、とあるパーティでお金持ちの男性ドワイトと出会います。
ドワイトも美しいジャスミンの事が気に入った様子で急接近しますが、ジャスミンは自分の素性について本当の事を言う事が出来ません・・・。

ジャスミンが現在の自分を認める事が出来ない部分がなんとも痛々しく描かれていて、みていて「イタタ・・・」と思ってしまう場面がたくさんありました。
どうして正直に言えないのかな〜とツッコミ入れたりしてね。
それに振り回される妹もその彼氏もちょっと大変そうだし、全体的にギスギスした雰囲気が非常に印象的でした。

どんなに落ちぶれてもブランド物の服とバッグを身に付け、「自分」を保とうとするジャスミンの気品がケイト・ブランシェットにピッタリで、オスカーも納得の演技も素晴らしかったです。

笑える作品ではなかったけれども、ウディ・アレン監督らしいピリっとした映画でとても見応えがありました。
次の作品の話もちらほら聞こえてきましたね。
今後の作品ももちろん楽しみにしています。

ブルージャスミン [Blu-ray]

• 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
• メディア: Blu-ray