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荒野へ [本]

ジョン・クラカワー 著
集英社文庫

ショーン・ペンが監督した2007年の映画「イントゥ・ザ・ワイルド」の原作本です。
アラスカに1人で入り、バスの中で餓死した状態で発見された青年、クリス・マッカンドレスについて、著者が詳細に調査した内容が書かれています。

クリス・マッカンドレスは裕福な家庭に育ち、成績もスポーツも優秀な青年でしたが、ちょっと神経質というか、怒りっぽい一面なども持ち合わせていたみたいですね。
それでいて、何となく人を引きつける魅力を持っていて、更には商才にも長けていたそうで。
そんな彼がなぜ、何もかも投げ捨てて荒野へ入ることを決意したのか・・・。
もちろん当人が亡くなっているため推測の部分もあると思いますが、いろいろな人の証言を元に丁寧に分析しています。

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王妃の館(上・下) [本]

浅田次郎 著
集英社文庫

これまた父のススメで読んだ本です。
フランス好きなわたしは、フランス・パリの豪華ホテルが舞台の小説というのを聞いて、つい手が伸びてしまいました。

パリのヴォージュ広場の片隅に、「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ」という由緒ある超高級ホテルがたたずんでいます。
ルイ十四世が寵姫のために建てた家であったこの館は、プラザ・アテネやクリヨン、リッツなどの著名豪華ホテルよりも更に更に敷板が高いとして有名です。
そんなホテルへ宿泊できるツアーが、日本の小さな旅行会社によって企画されました。
そのプランは、1方が150万円からと高額。もう1つは19万8000円と、かなりお得。
これらのプランにそれぞれ参加することになった、各4組の客達ですが・・・なんとそれは、同じ部屋を昼と夜で同じ日に2組を入れてしまうという、とんでもない企画でした。

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ジェネラル・ルージュの凱旋(小説) [本]

海堂尊 著
宝島社文庫

3月に映画も劇場公開され、多方面で大ヒットしている『ジェネラル・ルージュ』、わたしは今までこのシリーズの本も映画もテレビも見たことなかったんですが・・・父親に半ば無理矢理(?)勧められたこともあり、読んでみました。
まぁこれまで全然接点がなかったとはいえ、気になるシリーズではありましたしね・・・。

桜宮市の東城大学医学部付属病院に、ステージで歌っていた伝説の歌姫が大量吐血で運び込まれた所からこの物語はスタートします。
たまたま同僚とステージに来ていた看護士、如月翔子は、上を無視して患者の受け入れ先を決めたことに対して翌日お叱りを受け、この問題をリスクマネジメント委員会に出すための書類作りをさせられます。
このリスクマネジメント委員会の委員長は、神経内科の万年講師田口公平。
彼の元に匿名で投函されたある投書がきっかけで、病院はまた新たな動きを見せることになります・・・。

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わたしの渡世日記 [本]

高峰秀子 著
朝日新聞社

『二十四の瞳』や『浮き雲』など、日本を代表する映画監督の作品に数多く出演し、今でも名前を知らない人はいないであろう高峰秀子さんのエッセイです。
発売されたのは1976年。当時は大ヒットしたということですね。

生い立ちや5歳で子役としてデビューしたときのことから、いくつかの映画会社を経てフリーになり、そして結婚をするまでの数十年間の話が、時に軽妙で痛快な語り口で書かれています。
高峰さんは家族構成も複雑だったようで、ずっと一緒にいた母親は生みの親ではなく、だからということではないかも知れないですが、ずっと奇妙に相容れない間柄だったようですね。
母親のことについては、時折苦々しいほどの痛烈な表現で出てきます。

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カシタンカ・ねむい [本]

チェーホフ 著
神西清 訳
岩波文庫

チェーホフは日本でもかなり人気があって、たくさんの作品が邦訳されていますよね。
これは数ある短編集の中の1つで、表題作のほか長短合わせ9つの作品が収められています。

表題作「カシタンカ」は、飼い主とはぐれた犬がサーカスの一団に拾われて・・・というお話です。
犬が主人公!というのにも和みますが、他にも猫や豚、がちょうなども登場し、さながらブレーメンの音楽隊のようです。

もう1つの表題作「ねむい」は、子守として雇われている少女のお話です。
眠気に耐えないといけないのは、わたしも日ごろよく経験してますので大変さがよーく分かります・・・。

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不如帰 [本]

徳富蘆花 著
岩波文庫

以前伊香保へ行った時「徳富蘆花記念館」を訪れまして、そこに展示されている「不如帰」の絵画やら舞台の台本(?)やらを見て、この作品に興味が出てきました。
当時は圧倒的な支持を受けたという、徳富蘆花の代表作中の代表作ですね。

話は主人公夫婦の伊香保への新婚旅行から始まります。
陸軍中将の娘浪子と 海軍兵士の武男は、伊香保での一時を仲良く過ごします。
それはもう、他人がうらやむぐらいの仲良しっぷりです。

やがて武男は作戦のため家を離れ、浪子は厳しく烈しい姑の下で、かいがいしく嫁としての勤めに励む訳です。
彼女の母親は既に他界していて、中将の後妻もまた西洋風のきつい感じの人で、実家にいても苦労していた浪さんは、武男の帰りを楽しみに待ちながら毎日を過ごしています。
そこに浪さんを以前狙っていた武男の従兄弟千々石、また武男を慕う女性なども現れたり、昼ドラのような展開になっていく訳ですね。

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クラッシュ(小説) [本]

J.G.バラード 著  柳下毅一郎 訳
創元SF文庫

実は、創元SF文庫のシリーズ読むの初めてでした。
これはデヴィッド・クローネンバーグの映画も有名で、わたしはまだ見ていないんですが 気になっている作品の1つでした。

主人公バラード(!)は、冒頭である人物の事故死のことを知ります。
その人物はバラードと深く関わり、彼とその妻、キャサリンの人生に大きな影響を与えた・・・ヴォーンは、異常なまでの交通事故愛好者。
バラード自身がスリップ事故で1人の男性を死なせ、その妻ヘレンに怪我をさせたときから、彼とヴォーンとの奇妙な関係が始まります・・・。

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Macintoch名機図鑑 [本]

大谷和利 著
エイムック

昔から「オールドMac」とか「Macのデザイン」の本には目がないワタシですが、またまた発見してしまいました。
ポップな表紙とお手頃な価格で、非常に手に取りやすい・・・衝動買いしやすい本です。

アップルが世に送り出したMacのうち 厳選した約50台を写真とそれぞれの解説で紹介する本ですが、ほんとに初期のMacカワイイ・・・と目を細めつつ読んでしまいました。
自分が初めて「Mac」というマシンを目にしたのは多分一体型のPerformaの頃。
初めて手にしたのはこの本にも載っている「柄モノiMac」。
その時々のことがいろいろ思い出されて楽しかったです。

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「鎖」(上・下) [本]

乃南アサ 著
新潮文庫

またまた乃南センセイの著書、父親から「続編」のおススメで読んでみました。
「音道女刑事シリーズ」の一つですね。

音道刑事は八王子署に戻り、犯罪の初動捜査をする部署に配属になっています。
素人にも分かりやすく、警察の組織構成や仕事内容などが紹介されている親切さは相変わらずです。
彼女のチームが、ある占い師の夫婦とその信者?が家の中で惨殺された事件の捜査に関わる所から話はスタートします。

捜査本部に召集されることになった音道刑事は、自分よりも若いけど階級は上の警部補、星野とペアを組むことになります。
波風を立てないように大人の態度で接する彼女の様子が星野ヘンな誤解を与えたらしく、「付き合わないか」と言われ、断ったあげくに逆ギレされるという妙な事態になっていくんですね。
完全に自分中心モードになった星野の勝手な判断で、2人は別行動を取ることになります。
普通、捜査官が1人で行動するってことはあってはいけないことなんだそうですね。
それを証明するかのような事件が、その後すぐ発生します・・・。

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「文章教室」 [本]

文春文庫
金井美恵子 著

金井さんのエッセイは結構好きで、さらに「文章読本」という類の本も結構好きな自分にとって、この本はかなり楽しみにしていました。

と、冒頭から登場してくるのは「佐藤絵真」という主婦の主人公。
彼女は夫や自分の浮気などいろいろなことがあったことを「文章として綴ってみたい」という思いに駆られ、現役作家が講師をしている「文章教室」に通うことにします。
絵真が書いた文章や出来事などがつらつらと描かれていき、そして後半は解説のような形になっていくのかな・・・?
と思っていた自分は見事に術中にはまっていたようです。

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