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菊地成孔 『Degustation a Jazz』 [音楽]

Date Course Pentagon Royal Gardenなどもとってもお気に入りですが、今回彼の初リーダー作、しかもジャズということで、どんなもんなんだろうな〜と思いつつ。Remix誌でも2004年のベスト100に入ってましたしね。

しょっぱなのオルガン音は「DCPRGっぽ〜い!」と思わずにやりとする感じで。
実はこのアルバム、全41曲、それぞれが約1分〜2分といった「ダイジェスト」的な作り方をしているんですねぇ。
料理みたいにいろいろあった方が面白いとのことらしく、全41曲の曲名も料理の名前っぽいんですよね。
「複数のブレイク・ビーツと電子オルガンによるヒップ・ホップ風、ソプラノ・サックス添え」とか、
「エレクトロニクスとドラム、テナー・サックスによる軽快な教育番組風」とか・・・よく見ると、アルバムタイトルもフランス語で『ジャズの味見』ってことで、要するに、いろいろなテイストの曲をちょっとずつ味わえる贅沢感なんですねぇ。
「ここからがこの曲のいいところなんじゃないの〜?」と叫んでしまいたくなるような絶妙なタイミングも心憎いです。

どの曲もなかなか面白いですが、やはり歌もの(カヒミ・カリイやUAなど)とボサ風のがいいです。結構、なんというかスタンダードなボサだったりして。
歌もののみを集めた別バージョンもあるとのことで、確かに全コーラス聴きたい!って思ってしまいます。

それにしても、10曲程度のアルバム作るんでもかなりの「産みの苦しみ」ってあると思うので、これだけのヴァラエティに富んだ曲を(一見)つるつると生み出している(ように見える・・・本当のところはどうか知りませんが)菊池氏は、やはりものすごい人だと思います。


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