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「僕のニューヨークライフ」 を見てきました。 [映画:ハ行]

2003年 米
監督 ウディ・アレン

ニューヨークを舞台にした作品を数多く撮っているウディ・アレンが、拠点をヨーロッパに移した・・・という話は最近知りました。
昨年公開された「メリンダとメリンダ」が2004年作品で、実際にはニューヨークを舞台にした作品はこれが最後のようですが、日本で公開される作品はこちらが最後になりそうですね・・・。
締めくりのような感じにも思えます。

主人公ジェリーは21歳のコメディ作家。いつかはシリアスな小説を書きたい!と思っています。
悩み多い彼の散歩仲間のドーベル、これをウディ自身が演じているのですが、なかなか強烈キャラであるにも関わらず、ジェリーには大事な相談相手のようです。
彼のマネージャーは手数料が高く、無能と言われているのにも関わらず、人のいいジェリーは契約を打ち切ることが出来ません。

そんな彼がクリスティーナ・リッチ演じるアマンダに一目ぼれし、お互いの恋人を振って一緒になります。
しかし半年もすると、アマンダにセックスを断られるようになり、それから1周年の記念日までずっとセックスレス。
スランプかも知れないと言いつつ「本当に駄目になってしまったのか確かめるため」と、他の人と寝てしまうような奔放な彼女に振り回されています。
小悪魔のような女の子にクリスティーナ・リッチはとっても似合いますねぇ〜。
家に転がり込んでくるアマンダの母親もなかなかいい味出してました。

カウンセリングに行ってもろくに話も聞いてもらえないジェリーはドーベルにいろいろ愚痴ったりするわけですが、新しいジェリーとマネージャーの契約書を破いてしまったり、ギャング?の車の窓をいきなりたたき割って逃亡したり(カーチェイス最高でした)と、ものすごいはじけっぷりです。
ノーと言えない日本人のようなジェリーにとっては、この位強引なほうが良いのかもしれない・・・などと思いつつ。
ドーベルと共にニューヨークを出てカリフォルニアに行くことを決意したジェリー、いろいろあっていざ出発!というタイミングのエピソードは大笑いでしたが、ニューヨークを離れるというラストは何となくウディ自身の事をさしているのだろう・・・と考えずにはいられません。
製作年ではこの前の作品の『さよなら、さよならハリウッド』でもそうでしたしね。
また、今作は主人公が若者で、それにハチャメチャだったり役に立ったりするアドバイスをし、さらに新しい道まで示してくれちゃう役をウディ自身が演じているわけですが、若者へのエールというか、そういうものも感じますね。

まあそんな深読みはともかく、ジェリーのなんとなーくウディに似ている話し方と、ドーベルのブラックなジョークは面白かったです。
ドリフ的な「見ただけで面白い」というのも好きですが、今作のようにセリフで笑わせてもらえるのもすごくいいですね。
近いうちに次作の公開もあるらしいので、またまた見逃せませんね・・・。


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