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「SR サイタマノラッパー」 を見ました。 [映画:サ行]

2008年 日本
監督 入江悠

以前読んだ映画の本で、この作品大絶賛されていて、最近2も公開されたということでずっと気になっていた作品です。
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭でグランプリを受賞した作品だそうで〜。

ライブハウスもレコード屋もない埼玉県の田舎町で暮らす青年IKKUは、仲間達と一緒に世界的なラッパーとなることを夢見ています。
ニートで実家に暮らすIKKUは、パブでバイトするTOM、実家のブロッコリー畑を手伝っているMIGHTYたちとヒップホップグループ"SHO-GUNG"を結成し、細々と活動をしています。

活動内容は倉庫に集まって皆で盛り上がったり、先輩のトラックメイカーにトラックを依頼して自分たちの曲を作ったり・・・。
あげくには「若者文化を理解する」とかなんとかいうことで地元の公民館のような所で役所の職員を相手にラップしたり・・・。
このシーンのイタい感じはなんともいえない感じがあります。

そんな風にまぁ夢を見つつもダラダラ暮らしているところ、東京でAV女優をしていたという同級生、千夏が戻って来たことから、何となく彼らの間がギクシャクして行きます。

この作品の最大の特徴は独特の「間」でしょうかね。
田舎町という舞台もそうですし、登場人物のそれほど危機感や焦りなどないような雰囲気から、なんとなくだら〜んとした空気が漂っています。
たとえばせりふとせりふの間に独特の間があったり、映像もあんまり近寄らないで、遠くから彼らのやり取りをぼんやり見ているような感じといいますか、これはこれで独特で楽しいんですけどね。
でもそれが全体を通してずっとそんな感じなので、80分とそれほど長くない作品なのに、見ていてちょっと長いな〜と思ってしまいました。

評判がものすごく良くて期待しすぎていたせいか、思ったよりはう〜ん?って感じだったんですよね。
ラストの方は確かに感動的な展開になって行くんですが、個人的にはもう少し高揚感のようなものがあったらもっと好きだったかも・・・と思います。
そうすると、前半との対比ももっとハッキリして良かったんじゃないかな〜なんて思います。

長回しがメインの映像作りは好きですし、音楽も、ヒップホップはあまり良く分からないんですが結構カッコ良かったと思います。
この続編「2」は女の子達が主役で、こちらの方も結構気になっているので、いずれ見てみたいな〜と思います。


SR サイタマノラッパー [DVD]

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  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • メディア: DVD




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