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「宇宙戦争」 を見てきました。 [映画:ア行]

2005年 米
監督 スティーブン・スピルバーグ

トム・クルーズ演じるレイと週末を一緒に過ごすため、彼の家に息子と娘がやってきます。
子供たちとの関係は全くといいほど良くなく、2人とも超反抗的な態度です。
息子のロビーが彼の車で外出してしまった直後、突然の大嵐にあったレイは、様子を見に行った街の交差点で、不思議な事態に遭遇します。

タイトルからもっとSFっぽいのを想像していましたが、違っていましたね。
これまた群像劇ってことになるんでしょうか、ものすごい人の数です。
「E.T.」などに登場する宇宙人が友好的だったのと一転、今作の宇宙人は絶対的な侵略者です。
自分の力ではどうにもできない存在に出会った時、人はどうなるのか・・・そういうことが描かれているのね〜と思って見ていました。

レイは危険をいち早く察知し、2人の子供を連れてとりあえず脱出を開始します。元妻のいるボストンへ・・・。
いやどうなの?って感じのところが多過ぎるような・・・。
飛行機が墜落したのに、乗って来た車が無傷で動くなんて〜とか。
はじめはレーザーのようなビームで街の人々を消していた宇宙人が、次には一本釣り!最後にはカゴに捕獲!
・・・笑うシーンじゃなかったのは分かるんですが、思わず笑いが・・・一本釣りって・・・。

それはともかくこの作品も、親子の関係が軸になっています。
父と息子・・・息子は「ただ逃げているだけでは嫌だ」と、自分も何かしたいと彼の元を去っていきます。
その気持ちが分かるだけに、レイも止めることができません。
いずれ、息子というものは父親を越えて行くものである・・・ということでしょうか。
父と娘・・・まだ小さくてキーキーうざい位騒ぐ娘ですが、なんだかんだ言ってお父さんのことを頼りにしています。
娘を守るためならお父さんはすごく強くなれる・・・っていうことかな〜なんて。

まあラストも「え〜っ??」って感じで、わたしにとっては感動というよりはむしろ笑いの方が多かった感の強い今作でしたが、全体的に抑えた色使い、暗ーい曇り空的な雰囲気の映像は結構好きです。
荒廃と化した街の世界観もなかなかすごかったですね。ちょっとファンタジーな感じでしたね。

前作「ターミナル」とどこかが対になっているのか?ってところですが・・・。
無理矢理考えればないこともないかな〜と思いますが、どうなんでしょうね。
どちらも沢山の人が出てくる、ある意味「群衆」の映画であるということ。
どうしようもない出来事(クーデターとか、宇宙人来襲とか)に立ち向かおうとする男の話であるということ。
それと、あえて言うなら「ターミナル」の主人公は「息子」という存在であり、今作のトム・クルーズは「父親」という存在であるということ。
逆の立場から「親子」を描いたっていうことなのかも知れませんね。


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coco030705

おはようございます。
TB&コメントをいただき、ありがとうございます!
おもしろかったですね、この映画。トミュウさんの見方は、かなり
深いですね。「ターミナル」は見ていなかったのですが、息子と父親の
立場の違いなど、ちょっと考えながら見るとおもしろいかもしれませんね。
私もTBさせていただきます。
by coco030705 (2005-07-24 08:00) 

コザック

おはよございます。トミュウさん。
たしかに宇宙人のすることは意味不明のものが多かったですね。
まぁ理解できないからこそ未知なる生命体なのでしょう。
ラストはやっぱり??ですよね~。もう少しなんとかしようがあったかも。
by コザック (2005-07-24 08:08) 

トミュウ

> ココさま
コメントありがとうございます!nice!まで。
「ターミナル」との関連はほんと、自分の個人的見解だったりするので、もしこちらも見られる機会があったら、ご意見伺いたいものです。

> コザックさま
コメントありがとうございます!
なるほど・・・。「未知なる」ってことで、妙に納得しちゃいました。
でも、はじめの方の圧倒的な感じはすごくて、「勝てねーよこんなのに」って思いましたね〜。
by トミュウ (2005-07-24 13:15) 

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