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「キング・コング」 を見てきました。 [映画:カ行]

2005年 米
監督 ピーター・ジャクソン

大ヒット超大作『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソン監督が、長年愛して止まないキング・コングをついに映画化!
・・・という予告編を、半年前ぐらいから見ていたような気がします。
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズはテレビ放映時に見たかな〜というぐらいの不勉強者ですが、あまり気張らずに見に行ってみました。

キング・コングシリーズは、オリジナルの1933年作品と前回リメイク作品の1976年作品があるということですね。
多分、自分が大まかなストーリーとかを知っているのは、多分テレビなどでリメイクの方を見たのかな・・・と思いつつ。

主人公アン・ダロウは小さな劇場で喜劇役者をしていましたが、突然その小屋が廃業に追い込まれ、彼女をはじめ役者達は、未払い分の給料ももらえないまま放り出されてしまいました。
一方、映画監督カールは地図にも載っていない無人島で映画撮影をするつもりだと出資者達に熱く語りますが、当然ながら掛け合ってもらえません。
主演女優にも逃げられたカールはアンを見つけ、彼女こそふさわしいと映画出演をお願いします。

脚本家ジャック・ドリスコルが脚本を担当すると聞き、彼の大ファンであるアンはついに出演を承諾します。
撮影船に乗り、船内での撮影も無事に進み、たどり着いた所は本当に地図にも載ってない島でした。
沿岸に沿って立てられた塀の中に住む原住人に攻撃され、アンは生け贄として森の中へ入れられてしまいます。
ジャックやカール、船のクルー達はなんとか助けようと森の中へ入りますが、そこは文字通りジュラシックパーク!だったのです。

1933年作のオリジナルを見ていなかったので気づかなかったのですが、かなり忠実に作られているみたいです。
ジュラシックパークも、捕獲されニューヨークに連れて来られてからの展開も、細かいところは変わっている部分もあるでしょうが、ピーター・ジャクソンがオリジナル作品を本当に好きで、壊さないように・・・と考えたんだろうということが伺えて、好感が持てます。
また、1933年当時のニューヨークの建物や車が(多分)シッカリ再現されています。
初めの方の街を俯瞰するシーンなんて、こんなに出さなくても良いのでは・・・というぐらい人も車もたくさん出てきます。
予算のある映画はやっぱりすごいですね・・・。

キング・コングが時折寂しい目をしたり、ちょっと照れたりなど、感情表現の多さには驚きます。
見ていても彼とアンに結構感情移入できちゃったりして、ラスト近くのシーンは少し泣けました。
ですが、全体的に見てちょっと長いなと。
ひとつひとつのシーンが妙に長すぎるし、割愛してもいいんじゃないかな〜というエピソードもあったように思います。
「どのシーンも外せない」という監督の思い入れの強さも感じるので、このあたりは難しいところかも知れませんけど・・・。
長くても基本テーマは「キング・コングとアンの間の愛」であることははっきり見えますし、メリハリがあって面白かったです。
超大作を作った後の監督は苦労することが多いと聞いたことがありますが、『ロード・オブ〜』の後にこれを持ってきたことからも、監督のこの作品に対する気合と愛情が感じられます。
機会があったらオリジナル版も見てみたいですね。


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