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「僕と未来とブエノスアイレス」 を見ました。 [映画:ハ行]

2003年 アルゼンチン=フランス=イタリア=スペイン
監督 ダニエル・ブルマン

公開時に何かの雑誌で紹介されていたのを読んだだけで、それほど気になっていたわけでもなかったんですが、レンタル屋で見かけて、手にとって見ることにしました。
舞台はブエノスアイレスの下町とでもいうのか、個人商店がいくつか並ぶ街です。
ここで下着屋を営んでいる母親の手伝いをしている次男が、主人公アリエルです。
彼はこの街を出ようと、祖母の故郷であるポーランドの国籍を取得しようとしています。
この街にいるのは皆昔からのなじみで、彼の兄や従兄弟もここで会社を経営しています。
兄は雑貨の卸売商をしていますが、最近商売替えを考えていたりします。
彼の「右腕」のラモン、あんまり目立たない感じなんですが、あとあとすごい面白いキャラとしてがんばってくれるんですよね。

アリエルの父親(ジャン・レノ似で渋い!)は外国へ長い間行っていたのですが、あるとき急にこの街に戻ってくる!ということになります。
今更会うって言われてもどうしたらいいのか分からないよという気持ちのまま、突然父親は戻ってくる訳ですね。

兄とライバル会社の代表、いろいろと対立していたのですが、なぜかあるとき「荷物運びレース(!)」で勝負を行うことになります。
兄さん側の代表は右腕ラモン!地味ながらやるときはやる彼、練習したりして結構やる気満々です。
そのレース当日、町中の皆が集まって見守る中で、彼と父親は再会するわけです。
こういうことって自分には体験がないので分かりませんが、・・・やっぱり一目見て「あの人だ」と分かるものなんでしょうかね。
どうしたらよいのか分からず、レース中の2人を追い越して走り出す主人公!
走って走って、いずれ落ち着いて、家に戻ってみると普通の顔をして父親が店にいたりします。

何も起きていないようで、驚くような事件?が結構起きるのが面白いですね。
意外と実際の人生ってこんなもので、何もないようで何かあるというか、そういうのがことさらドラマチックに描かれるわけでもなく、ほんわりと過ぎて行くのが面白いなあと思いました。
こっちの方がリアリティがあるような気がします。

街の人々も多種多様で、外国から来た夫婦などもいたりするんですが、いろいろな人達をほんわりと受け入れるあったかさが良いなあと思いました。
笑える部分もたくさんあって、少し「謎」なんかもあって、見ていて飽きず、そしてあったかい気持ちになりました。


僕と未来とブエノスアイレス

僕と未来とブエノスアイレス

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD


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