SSブログ

「ディパーテッド」 を見てきました。 [映画:タ行]

2006年 アメリカ
監督 マーティン・スコセッシ

非常に個人的な意見の域を出ませんが、レオナルド・ディカプリオは結構作品を選んでいるという印象があります。
彼と最近よく組んでいるスコセッシの最新作ということで、公開前から気になっていた作品です。
ちなみにこの映画、香港映画『インファナル・アフェア』のリメイクということですね。
こちらは見ていないのですが、これを見たらちょっと気になりました。

ディカプリオ演じるビリーは、親戚などに結構「悪い人」がいるしがらみから抜け出したいと思っているにもかかわらず、その資質?を買われ、最大の犯罪組織への潜入捜査を命じられます。
警察官としてのIDも隠され、世間的には「暴力沙汰で辞めた」ということにされ、組織の1員となってボス、コステロと行動を共にすることになります。
一方、もう1人の主人公は警察学校をトップで卒業し、エリートが集まる部署に早速配属される優秀な警察官コリン。
実は、彼は幼いころコステロに拾われ、ずっと育てられた組織側のスパイなんですね〜。

コリンは奇しくもコステロの組織の捜査グループに入ります。
懸命な捜査を続けながら(装いながら?)少しずつコステロに情報を流していきます。
一方のビリーも、組織の活動の様子を警察側に報告していく・・・のですが、お互いが「あっちのスパイがいる」ということに気づき始める訳です。
どちらもスパイであるということに気づかれたら命はないってことで、「どうなっちゃうんだろう」というハラハラ感はとっても楽しかったですね。

警察内でもビリー=組織に送り込んだスパイの正体を知っているのは2人だけなのですが、その1人は組織によって殺され、もう1人(ちょっとウッチャン似)も、その後の警察の対応に反発し、辞めてしまいます。
そこからビリーの正体を知ることができるかもと考えたコリンは、死んだ上司の携帯の着信番号に電話をかけます・・・!
2人が接触するか!どうなるか!という緊張感も楽しかったです。

最後の方に行くにつれ、なんだかすごいことになってしまう訳ですが、個人的にはコリンとコステロの関係についてもう少し描かれていたら、もっと感情移入できたかもなあと思います。
2人の「つながり」の部分がちょっと薄かったような気がしたんですよね・・・。
ビリーについては、実は繊細で優しい人だということが分かっていくということもあり、ある意味対照的だったと言えばそうなのかも知れませんが。
畳み掛けるようなラストは爽快とも言えるし、こんなに片付けちゃっていいの?的な気持ちにもなったりって感じでしたが。


nice!(1)  コメント(4)  トラックバック(2) 
共通テーマ:映画

nice! 1

コメント 4

coco030705

おじゃましまーす。
この「ディパーテッド」は、NPOで映画関係の仕事をしている友人からも
薦められました。すべりこみで見に行こうかな。
ディカプリオはやはり仕事を選んでいるでしょうね。彼はスコセッシと
気が合うのでしょう。よく彼の映画にでていますよね?
ジョニー・デップとティム・バートンの関係みたいなものかしら。
これでアカデミー賞を取れるかどうか、楽しみですね。
「インファナルアフェアー」はⅠが特によかったですよ。トニー・レオンがすきなので、よけいに。ではでは。
by coco030705 (2007-02-15 10:56) 

トミュウ

> ココさま
こんばんは!
nice!とコメントありがとうございます!
ディカプリオとスコセッシ、なるほどジョニー・デップとティム・バートンに近い気がしますね。
『インファナル・アフェア』やはり要チェックですね。
原作を見た方は、ディパーテッドどのように感じるのでしょう・・・感想ぜひ聞いてみたいです。
by トミュウ (2007-02-15 22:47) 

coco030705

こんにちは。
「ディパーテッド」アカデミー賞2冠を獲得しましたね。
昨日見てきました。なかなかおもしろかったです。
余韻は残りませんでしたが……。(^^)
TBさせていただきますネ。
by coco030705 (2007-03-01 16:13) 

トミュウ

> ココさま
こんばんは!コメントとTBありがとうございます!
そうそう、アカデミー賞取ったんですよね!
そして、ココさんの感想もちょっと分かる気がします(^^;)
by トミュウ (2007-03-02 00:16) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 2

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。