「タロットカード殺人事件」 を見てきました。 [映画:タ行]
2006年 イギリス
監督 ウディ・アレン
これまた公開から随分時間が経ってしまいましたが、とても楽しみにしていた作品の1つです。
前作『マッチポイント』でもコンビを組んだスカーレット・ヨハンソン、そして監督本人出演に心が躍ります。
スカーレット・ヨハンソン演じるサンドラはジャーナリスト志望の学生、一方アレン演じるスプレンディーニことシドニーはマジシャン。
彼のマジックショーで使用する「人が消えます!」という箱の中に選ばれて入ったサンドラは、なんとその中で幽霊に遭遇!
その幽霊もなんだか普通のオジサンって感じだし、コテコテかつ意外な登場に冒頭から笑わせてもらえます。
幽霊は自分を殺したのはセレブのピーターだと言って消えます。
そして、このところ頻繁に発生する連続殺人事件・・・現場にはかならずタロットカードが置いてあるという、その犯人であると言い残します。
「もう一度話を聞きたいからあの箱に入らせて」「幽霊の関係は苦手なんだ」と、コントみたいなやり取りにまたまた爆笑です。
そんなことをしているうちに箱の外に幽霊がやってきて、結局2人は犯人の尻尾をつかもうと協力することになります。
ピーターはセレブで結構ハンサム、そういうときに使う手は「お色気作戦」しかありません。
彼が通うプールで溺れて見せ、助けてもらい・・・という、これまた王道展開でお近づきになることに成功します。
シドニーとサンドラはここで一応設定を「親子」とするんですが、パーティーでのやり取りとかも細かく面白いですよね。
本当にピーターは殺人犯なのか?だとしたら証拠をどうやって掴むか?はなかなかスリリングで面白いです。
そして、次第に本当にピーターを本当に好きになっちゃうサンドラ・・・。
スリルと笑いを同じぐらい楽しめた非常に良い作品でした。
やっぱりスカーレット・ヨハンソンが良いですね。
アレン監督のお気に入りというだけあって息もぴったりですし、セクシーさと面白さ&ワルさをバランス良く持っている女性という気がします。
それでいて監督に負けないくらいのマシンガントークですから・・・。2人のやり取りを見ているだけでも笑えてきます。
そしてさりげなくというか堂々というか、イギリスの「貴族社会」というのでしょうか、そういうところが垣間見えるのも良いですね。
マンハッタンで撮っていた頃とは音楽も違うし、やはり撮影場所の空気というか、良さの撮影の仕方が相変わらず素晴らしいと思います。
ヨーロッパには、きっと撮ったらステキな場所がまだまだたくさんありそうなので、そういう意味でもこれからの作品が楽しみです。
次回作はスペインだそうで・・・これまでとはまたちょっと違った感じのアレン作品になるかも知れませんね。
↓こちらはサントラ
- アーティスト: サントラ, ロンドン交響楽団, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, ベルリン交響楽団, レスター・ラニン, ウィーン・シュトラウス管弦楽団, ウィーン国立歌劇場管弦楽団, ザビア・クガート&ヒズ・オーケストラ, ヘルベルト・フォン・カラヤン, ペーター・ヴォーラート, ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2007/10/17
- メディア: CD
こんばんは。
ウディはやはり天才ですね。彼が出ているとおもしろいです。
それにサスペンス映画の撮り方がうまいですよね。
「マッチポイント」しかり、以前の「マンハッタン殺人ミステリー」しかり。
大好きです☆ これからも元気で撮りつづけてほしいです。
次回作のスペイン編もすごーく楽しみですね。
トミュウさん、良いクリスマスとお正月をお過ごしくださいませ。
ココより
by coco030705 (2007-12-22 23:25)
> ココさま
こんばんは。nice!とコメントありがとうございます!
サスペンスとしての出来も本当に秀逸でしたね〜。コメディとのバランスが非常に良いですし。
ココさんも、良いクリスマスとお正月を!
by トミュウ (2007-12-24 22:25)
> COROさま
nice!ありがとうございます♪
by トミュウ (2007-12-24 22:27)