「スウィーニー・トッド」を見てきました。 [映画:サ行]
ティム・バートンもジョニー・デップも、そしてヘレナ・ボナム=カーターも皆大好きな自分にとっては、とっても待ち遠しい映画の1つでした。
R-15の完全ホラー、かつミュージカル!ファンじゃなくても注目したくなる作品ですよね。
船に乗りロンドンにやって来た主人公ベンジャミン・バーカー。
今はスウィーニー・トッドと名を変え、以前理髪店を営み、妻と娘と幸せな生活を送っていた彼を幸福の絶頂から突き落としたターピンという判事に復讐するために戻ってきました。
冒頭から色を抑えたダークな、それでいてちょっとファンタジーのような世界観が素晴らしいです。
トッド氏の正体をいち早く見抜いたのは、彼の理髪店の下の階で「ロンドンで一番まずいパイ屋」を営んでいるミセス・ラベット。
彼女が残しておいたカミソリを再び手にとり、ひげ剃りの腕で、そのカミソリで復讐の第1歩を踏み出します・・・!
なんといってもジョニー・デップの歌がものすごく良いです!
もちろん上手いし、それだけではなくちょっと舌っ足らずな感じがなんとも言えずチャーミングなんですよねぇ。
カミソリを両手に持って、「これは僕の一部だー!」という歌も、鬼気迫る感じと同時にキュートにも思えてしまうのは・・・自分がファンだからそう思えるだけでしょうか。
ミセス・ラベットの「パイの材料」の提案に「それはいいアイディアだ」なんて喜ぶところなんかもちょっと笑えて可愛いんですよね。
他の登場人物とのデュエットも非常に美しいですね。
両方の歌詞がちゃんと聞き取れれば きっともっと面白かったんだろうと思いますが、相手が女性でも男性でも、旋律がつかず離れず絡み合って行く歌は良いですね。
ストーリーの展開も、復讐劇だけじゃなく トッド氏の娘と彼女を思う船乗りの瑞々しい恋愛模様が絡んで、ダークなだけではない鮮やかな雰囲気も出てきます。
そして最後は、それこそシェイクスピアばりの悲劇が待ち構えていて、いろいろな意味でサービス満点!って感じでした。
結構凄惨なシーンも多かったんですが、笑えちゃうところとのバランスが良くて、本当に楽しませてもらいました。
ティム・バートンとジョニー・デップのコンビは、とても良いですよね。
お互いがお互いを特別、という関係はとても素敵ですし、その信頼こそが、作品をすばらしいモノにするような気がするのでした。
↓こちらはサントラ
こんばんは。
いやいやすごい映画でした。でもこれをゴシックホラーと捉えて
見ればいいんですよね。ジョニデとヘレナの歌のうまさにはビックリです!
でも次回はやっぱり、ハンサムなジョニデを見たいものです。(^^)
by coco030705 (2008-03-20 22:39)
> ココさま
こんばんわ!コメント、TBありがとうございます!
確かに、結構衝撃なシーン多かったですねぇ。
ジョニデはずーっとあのメイクでしたもんね。
そろそろ素顔(?)での登場も期待したいですね!
by トミュウ (2008-03-20 23:07)