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「パラノイド・パーク」 を見てきました。 [映画:ハ行]

2007年 アメリカ=フランス
監督 ガス・ヴァン・サント

自分の中で大注目の監督の1人であるガス・ヴァン・サント監督の最新作がやっと登場です。
実は劇場で見るの初めてだったので、とっても楽しみにしていました。

主人公アレックスは、草原の中にぽつんと置いてあるベンチの上で、何やらノートに書き始めています。
その最初には、「PARANOID PARK」の文字・・・。彼はこのノートに、最近彼の身に起こったことを書こうとしています。

アレックスは友達と行こうと思っていたスケボー用の公園、パラノイドパークへ1人で行くことにします。
そこで出会った年上の男と一緒に貨物電車に飛び乗りって遊んでいるうちに、それを止めようとした警備員の男を死なせてしまいます。
一緒にいた男は逃げ、アレックスもとりあえずその場を立ち去ります・・・。
この辺りの慌て方は、少年らしい所があってちょっと好感が持てました。

この事件の後、パラノイドパークが関わっているということで、アレックスの通う学校のスケボー仲間も捜査に呼ばれます。
彼も刑事にいろいろ聞かれたりするのですが、疑われることもなく済んでしまいました。

それからは、心の中に不安を抱えながらもいつも通りの生活を送って行く・・・。彼女との初体験とか、友達と一緒に遊びに行ったりとか。
それでも何となくもやもやとした感じは拭えません。
なんとなくそれを察した女友達から「人に言えないことは、とりあえず書いてみたら。わたしに手紙を書いて」というのを聞き、心の中の秘密を1つずつ、綴って行きます・・・・。

と、順番通りに書くとこんな感じですが、映画の中では時間軸は前後したり、同じ時刻に起きたことがまた出て来たりと、ガス・ヴァン・サントらしい描かれ方になっています。
歩いている人の背中をずーーっと追いかけるのも、これがあってのガス・ヴァン・サント!と思ったりして。

そして今回この映画の撮影をクリストファー・ドイルが担当しています。
スケボーのシーンの「どうやって撮ってるの!?」と驚愕せずにはおけない流れるようなカメラと、そして自転車のシーンのホンワリとしたドリーミーな雰囲気が素晴らしく良いです。

そして役者もなかなか良いですね。主人公のゲイブ・ネヴァンス、友人や彼女に至るまで・・・まぁほとんどが平成生まれってヤツですよ。
若さと、それだけじゃない大人らしさも併せ持っている感じで、こういういろいろ考える時期ってあるよな〜とちょっと懐かしく思ったりもしました。



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