「白い肌と異常な夜」 を見ました。 [映画:サ行]
1971年 アメリカ
監督 ドン・シーゲル
『ダーティーハリー』で有名なドン・シーゲル監督が、同じくクリント・イーストウッド主演で描いたサスペンス映画です。
南北戦争の終わり頃のアメリカ、南部のある森の中に、女性だけで生活をしている学院があります。
きのこ採りをしに森へやって来た女の子が、戦闘で負傷した男性を見つけ、連れて帰って来るところから話は始まります。
その男性は北軍の兵士マクバーニー。彼女達からすると敵軍な訳で、「今すぐ南軍に差し出すべき」などと議論もありつつ 結局は怪我がなおるまでは面倒を見ることにします。
このマクバーニー伍長をイーストウッドが演じている訳なんですが、女性のハートを掴むのがかなりお上手で、小さい子も彼女達の先生までもを虜にしてしまいます。
その中でも、学院の院長を勤めるミス・マーサから「自分の後継に」と期待されているエドウィーナ先生とは愛を語り合ったりと本気(?)な様子なのですが、17歳のキャロルの積極的なアピールにもまんざらではない様子。
映画の紹介には「女性達の欲望渦巻く・・」などと書いてあるのが多いですが、わたしから見るとマクバーニー伍長のプレイボーイっぷりもかなりのモノだと思います。
自分が女性だから、女性寄りの視点になっているのかもしれないですけどね。
体も回復したマクバーニー、「男手は必要」ということで結局学院に残ります。
南軍の兵士達のこともミス・マーサが上手く取りなしてバレないようにするのですが、ある夜それこそ「異常な」ことが起きる訳です。
来る者全然拒まないマクバーニーとキャロルがいい感じになってしまったことを、エドウィーナ先生が知ってしまいます。
純粋なエドウィーナ先生は逆上し、マクバーニーを階段からつき落としてしまいます。
たいした怪我には見えないような感じでも、いろいろな感情がぐるぐるしているこの学院内では、もうマクバーニーをどうにかしてしまうしかなかったんでしょうね。
イーストウッド=マクバーニーの女ったらしぶりと、見事に彼の虜になってしまう女性達の様子がちょっと滑稽でもあり、確かに怖さも感じました。
興行的には失敗したらしいですね・・・正直無理もなかろうといった感じでしたが、幻想的な雰囲気と最後に向かってのおどろおどろしい展開は結構楽しめました。
この作品VHSしか出ていないみたいですね〜。
今回はたまたまCATVで放映していたので見たのですが、今ならアートな雰囲気の映画として新鮮ではないかと思うので、DVD化を期待したいものです。
すごく楽しかった!と言えるほどではないですが、ミニシアターの特集上映などに入っていたら気になるかも・・・って感じなので、ぜひサスペンス特集などにラインナップして欲しいです。
若かりしイーストウッドもカッコ良いですしね。
監督 ドン・シーゲル
『ダーティーハリー』で有名なドン・シーゲル監督が、同じくクリント・イーストウッド主演で描いたサスペンス映画です。
南北戦争の終わり頃のアメリカ、南部のある森の中に、女性だけで生活をしている学院があります。
きのこ採りをしに森へやって来た女の子が、戦闘で負傷した男性を見つけ、連れて帰って来るところから話は始まります。
その男性は北軍の兵士マクバーニー。彼女達からすると敵軍な訳で、「今すぐ南軍に差し出すべき」などと議論もありつつ 結局は怪我がなおるまでは面倒を見ることにします。
このマクバーニー伍長をイーストウッドが演じている訳なんですが、女性のハートを掴むのがかなりお上手で、小さい子も彼女達の先生までもを虜にしてしまいます。
その中でも、学院の院長を勤めるミス・マーサから「自分の後継に」と期待されているエドウィーナ先生とは愛を語り合ったりと本気(?)な様子なのですが、17歳のキャロルの積極的なアピールにもまんざらではない様子。
映画の紹介には「女性達の欲望渦巻く・・」などと書いてあるのが多いですが、わたしから見るとマクバーニー伍長のプレイボーイっぷりもかなりのモノだと思います。
自分が女性だから、女性寄りの視点になっているのかもしれないですけどね。
体も回復したマクバーニー、「男手は必要」ということで結局学院に残ります。
南軍の兵士達のこともミス・マーサが上手く取りなしてバレないようにするのですが、ある夜それこそ「異常な」ことが起きる訳です。
来る者全然拒まないマクバーニーとキャロルがいい感じになってしまったことを、エドウィーナ先生が知ってしまいます。
純粋なエドウィーナ先生は逆上し、マクバーニーを階段からつき落としてしまいます。
たいした怪我には見えないような感じでも、いろいろな感情がぐるぐるしているこの学院内では、もうマクバーニーをどうにかしてしまうしかなかったんでしょうね。
イーストウッド=マクバーニーの女ったらしぶりと、見事に彼の虜になってしまう女性達の様子がちょっと滑稽でもあり、確かに怖さも感じました。
興行的には失敗したらしいですね・・・正直無理もなかろうといった感じでしたが、幻想的な雰囲気と最後に向かってのおどろおどろしい展開は結構楽しめました。
この作品VHSしか出ていないみたいですね〜。
今回はたまたまCATVで放映していたので見たのですが、今ならアートな雰囲気の映画として新鮮ではないかと思うので、DVD化を期待したいものです。
すごく楽しかった!と言えるほどではないですが、ミニシアターの特集上映などに入っていたら気になるかも・・・って感じなので、ぜひサスペンス特集などにラインナップして欲しいです。
若かりしイーストウッドもカッコ良いですしね。
2008-12-07 19:34
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こんばんは。
C・イーストウッドの昔の作品を観ると、時代を先取りしたような感じが伺えますね。
新作が楽しみです。
by hash (2008-12-08 22:02)
こんばんは!
トミュウさんの解説を読んでいると、なかなかおもしろそうですね。
TVの深夜劇場とかでやらないかしら。
若いときのイーストウッドって、ほんとカッコイイですものね。
by coco030705 (2008-12-09 22:35)
> hashさま
こんばんは!nice!とコメント、ありがとうございます。
確かに、イーストウッドの作品は大作だけではなく、こういう
ちょっと地味(?)な作品でも結構良いものが多いと思います。
新作も楽しみです!!
by トミュウ (2008-12-09 23:15)
>ココさま
こんばんは!nice!とコメント、ありがとうございます♪
昔はお昼の時間帯などに放映することもあったようですが・・・。
機会があれば、ぜひチェックしてみて頂きたいです。
イーストウッド、カッコ良いのにちょっとだらしない男性
というのが、また新鮮な感じで良かったです。
by トミュウ (2008-12-09 23:21)