SSブログ

「シェルブールの雨傘」 を見てきました。 [映画:サ行]

1964年 フランス
監督 ジャック・ドゥミ

1964年のカンヌ映画祭パルム・ドールを受賞した名実共に不朽の名作、特集上映で見る機会を得ることができました。
世界初!のデジタルリマスター版上映だそうで、予告を見たときから楽しみにしていました。

カトリーヌ・ドヌーヴ演じるジュヌヴィエーヴは街の傘屋の娘で、自動車の整備士をしているギイと恋人同士の間柄。
将来は結婚も考えている2人ですが、ジュヌヴィエーヴの母親は「まだ17歳だから早すぎる」と反対しています。
そんな折、ギイが2年間の兵役のため街を去ることになりました。

その後傘屋の経営が傾いて来て、母親の持つ宝石を売るため宝石商の所に行った母とジュヌヴィエーヴは、そこに来ていた宝石商のカサールと出会い、カサールはジュヌヴィエーヴに一目惚れをします。
そんな折、ジュヌヴィエーヴがギイの子供を妊娠していることが分かりますが、カサールはそれも自分達の子供として育てようと理解を示します。
ギイを待ち続けていた彼女ですが、ついにカサールと結婚することに決めました。
2年後、戦場から戻って来たギイは、ジュヌヴィエーヴが他の男と結婚したということを知ります。
傷心の中、不在の間病床に臥せっているおばさんの世話をずっとしてくれていたマーガレットと、新たな道を歩むことを決心します・・・。

なんといっても全てのセリフが全部歌!と言うのがすごいですね。
ミシェル・ルグランの曲はジャズ風味の曲から叙情的で壮大な曲まで、バラエティに富んだ内容で全く飽きないです。
有名なテーマソング以外にも、聞いたことあるぞという曲が何曲かありました。

更には、カトリーヌ・ドヌーヴの美しさ!
最初の登場シーンではあまりの可愛さに涙が出そうになってしまいました。
髪型や服装もカラフルで可愛らしいです・・・その変わりという訳ではないですが、男性陣は少々地味な感じがしましたね。

ストーリー的には、個人的には2年位待ってやったら・・・というツッコミで一杯だったんですが、10代という設定ですし、若い頃には片時でも離れていられない!という気持ちになるものかも知れないですね・・・。
ラストも抑えた感じながら、曲のイメージもあって非常に美しいシーンになっていました。
そしてオープニングの長回し・・・いくつもの傘が集まって来てクルクルと回る様子を真上から撮影するという大変印象的なシーンでしたね。
劇場で見ることができて本当に良かったと思います。

↓こちらはサントラ完全版です

シェルブールの雨傘 オリジナル・サウンドトラック完全盤

シェルブールの雨傘 オリジナル・サウンドトラック完全盤

  • アーティスト: ミシェル・ルグラン
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2007/02/21
  • メディア: CD



nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 1

コメント 2

都市色

はじめまして。
僕も「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」のリヴァイバル上映を観てきました。
何度観ても古さを感じさせない歌と映像の素晴しさ。
デジタルリマスターでのクリアなフィルムで観られて最高でした。
DVDかブルーレイで観直したいです!
by 都市色 (2009-03-26 23:15) 

トミュウ

> 都市色さま
はじめまして!
nice!とコメントありがとうございます!
2作品とも、本当にいつ見ても素晴らしいと思える作品ですね。
リマスター版がDVDかブルーレイになったらぜひ欲しいです!
by トミュウ (2009-03-28 19:34) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。