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「サブウェイ123 激突」 を見てきました。 [映画:サ行]

2009年 アメリカ
監督 トニー・スコット

ジョン・ゴーディの小説の映画化で、1974年に『サブウェイ・パニック』として映画化された作品のリメイクとも言えるようです。
トニー・スコット監督という部分だけで、リメイクのことは知らずに見たんですが・・・。

舞台はニューヨーク、地下鉄の運行指令室で働くウォルター・ガーバーは、ペラムを1時23分に発車した「ペラム123号」が緊急停止したことに気づきます。
「応答せよ」と繰り返すガーバーの呼びかけに答えたのは、ライダーと名乗る男でした・・・。
彼と4人の共犯者は完璧な計画とコンビネーションでペラム123号をジャックし、1両目の乗客19人を人質に地下鉄の路線内に立て籠ったのでした。

ライダーの要求は、1時間以内にニューヨーク市長に1000万ドルを用意させるということ、そして連絡役にはガーバーをつけるということ。
警察の人質救出班の警部が替わろうとすると、ライダーはいきなりキレて乗客の1人を射殺してしまいます。
やむなく犯人との交渉役に就いたガーバー。
同時に、この情報を聞いたニューヨーク市長も、あまり危機感のない感じでありながら、犯人の要求額を用意するように指示します。
この市長のとぼけた感じがちょっと笑えていいんですよね。実際いたら頼りなくて困っちゃいますが・・・。

用意された1000万ドルは警察車両に乗せられ、大急ぎで地下鉄の駅に向かって運ばれて行きます。
ですが、車の多いニューヨーク、通行する車に激突してなんとクラッシュ!車が真っ逆さまに橋から落ちて行く様子は、なぜここにこんなに派手な演出いるのかしらとツッコミを入れたくなる位の壮絶アクション!でした。

一方ガーバーとライダーは、息も詰まるようなやり取りを繰り広げています。
犯人の情報をなるべく引き出すためなるべく長く話をするようにと指示されて、いろいろと話を進めるガーバー。
ライダーも普通に話をしている時はかなり知性を感じさせる人物なのですが、キレるといきなり叫びだし、人質の命を奪おうとします。
彼らの運命はどうなるのか、そして1000万ドルは犯人グループの手に渡るのか・・・と、緊迫感のあるやり取りに目が離せなくなります。

ガーバー役のデンゼル・ワシントン、ライダー役のジョン・トラボルタのやり取りがなんといっても面白いです。
特にトラボルタは、キレると危ない男を非常に魅力的に演じていました。
デンゼル・ワシントンも抑えた感じでありながら、ライダーとのやりとりで思わず自分の疑惑について白状してしまい、苦悩する様子などが非常に良かったと思います。

これに、これでもか!というくらいのカーアクションが加わって、ハリウッド映画らしいエンターテイメントになったような気がします。
個人的にはラストの展開はあまり好きではないですが、それでも非常に楽しめて見応えのある作品だったと思います。

オリジナル版の『サブウェイ・パニック』も非常に気になりますねぇ〜。
こちらも機会があればぜひ見てみたいと思います。

↓原作本も気になりますね!

サブウェイ123 激突 (小学館文庫)

サブウェイ123 激突 (小学館文庫)

  • 作者: ジョン ゴーディ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/08/06
  • メディア: 文庫



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