「アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち」 を見てきました。 [映画:ア行]
2009年 アメリカ
監督 サーシャ・ガバシ
へヴィメタ、というとちょっと古くさい言い方ですが、メタリカやガンズ・アンド・ローゼスなど一時期は日本でも大人気で、今でも根強いファンがいるような気がします。
わたしも洋楽そこそこ聞くのである程度は名前を知っているバンドも多いんですが、アンヴィルは実は初めて知りました。
カナダのトロントで結成され、1982年の『メタル・オン・メタル』で一世を風靡したらしいこのバンドの、現在進行形の「今」を描いたドキュメンタリーです。
同時期に活躍したバンドの中では前述のガンズを初め、今でも一線で活躍中のバンドが多いにも関わらず、このアンヴィルは徐々に表舞台から消えてしまっていたのでした・・・。
スッカリ忘れ去られていた彼らですが、実は全盛期から30年近く経った今でもバンド活動を続けていたんですね。
当時からの主要メンバー、ボーカル・ギターのリップスとドラムのロブは、すっかりオジサンになった今でも仕事をしながらいつかスターになることを夢見て、バンドに情熱を傾けています。
そんな彼らにヨーロッパツアーの話が出て意気揚々と出かけて行くものの、観客が全然いなかったりギャラが支払われなかったりと、本当にさんざんな感じです。
結局収支はほとんどプラスにならず、またいつもの仕事をし、そしてまたバンドを・・・という日々が続きます。
でもリップスとロブがインタビューで語る姿は、本当に心は30年前のままというか、表情がキラキラと生き生きしているのが分かります。
本当に好きでも、こういう状況で何十年も続けるなんて本当にキツいと思うんですが、前向きな気持ちを忘れていない彼らのことを尊敬してしまいます。
彼らは旧知のプロデューサーと連絡を取り、再度アルバムを作るチャンスを得ることができました。
しかしまず自分たちで費用を捻出しなくてはいけない・・・こういう時に本当に、家族の存在というのはありがたいものですね。
アンヴィルもリップスのお姉さんがお金を出してくれて、アルバム制作に取りかかることができたのでした・・・。
なんというか、こういうのって本当に紙一重なんだなーという気がしました。
アンヴィルは全盛期、同時期に活躍していた多くのバンドから「最高」と讃えられリスペクトされていたらしいし、何枚かのアルバムは大ヒットになりました。
それでも、何か少しのきっかけで忘れられてしまう・・・。
実力があれば必ず報われる世界ではない・・・というのを感じてしまったのでした。
そういう中でもずっと情熱を忘れず音楽を続けているアンヴィル、頑張って欲しいなと思います。
監督のサーシャ・ガバシは以前アンヴィルのローディーをしていたらしいのですが、彼らに対する愛情溢れる描き方がとても良かったです。
CD買うかどうかは微妙な感じですが、ちょっとメタルも悪くないかも・・・と思った作品でした。
↓例のアルバムはコレ
監督 サーシャ・ガバシ
へヴィメタ、というとちょっと古くさい言い方ですが、メタリカやガンズ・アンド・ローゼスなど一時期は日本でも大人気で、今でも根強いファンがいるような気がします。
わたしも洋楽そこそこ聞くのである程度は名前を知っているバンドも多いんですが、アンヴィルは実は初めて知りました。
カナダのトロントで結成され、1982年の『メタル・オン・メタル』で一世を風靡したらしいこのバンドの、現在進行形の「今」を描いたドキュメンタリーです。
同時期に活躍したバンドの中では前述のガンズを初め、今でも一線で活躍中のバンドが多いにも関わらず、このアンヴィルは徐々に表舞台から消えてしまっていたのでした・・・。
スッカリ忘れ去られていた彼らですが、実は全盛期から30年近く経った今でもバンド活動を続けていたんですね。
当時からの主要メンバー、ボーカル・ギターのリップスとドラムのロブは、すっかりオジサンになった今でも仕事をしながらいつかスターになることを夢見て、バンドに情熱を傾けています。
そんな彼らにヨーロッパツアーの話が出て意気揚々と出かけて行くものの、観客が全然いなかったりギャラが支払われなかったりと、本当にさんざんな感じです。
結局収支はほとんどプラスにならず、またいつもの仕事をし、そしてまたバンドを・・・という日々が続きます。
でもリップスとロブがインタビューで語る姿は、本当に心は30年前のままというか、表情がキラキラと生き生きしているのが分かります。
本当に好きでも、こういう状況で何十年も続けるなんて本当にキツいと思うんですが、前向きな気持ちを忘れていない彼らのことを尊敬してしまいます。
彼らは旧知のプロデューサーと連絡を取り、再度アルバムを作るチャンスを得ることができました。
しかしまず自分たちで費用を捻出しなくてはいけない・・・こういう時に本当に、家族の存在というのはありがたいものですね。
アンヴィルもリップスのお姉さんがお金を出してくれて、アルバム制作に取りかかることができたのでした・・・。
なんというか、こういうのって本当に紙一重なんだなーという気がしました。
アンヴィルは全盛期、同時期に活躍していた多くのバンドから「最高」と讃えられリスペクトされていたらしいし、何枚かのアルバムは大ヒットになりました。
それでも、何か少しのきっかけで忘れられてしまう・・・。
実力があれば必ず報われる世界ではない・・・というのを感じてしまったのでした。
そういう中でもずっと情熱を忘れず音楽を続けているアンヴィル、頑張って欲しいなと思います。
監督のサーシャ・ガバシは以前アンヴィルのローディーをしていたらしいのですが、彼らに対する愛情溢れる描き方がとても良かったです。
CD買うかどうかは微妙な感じですが、ちょっとメタルも悪くないかも・・・と思った作品でした。
↓例のアルバムはコレ
> りぼんさま
nice!ありがとうございます!
by トミュウ (2009-11-29 21:04)
こんにちは☆
リップスのキラキラした瞳が忘れられない映画ですw
今月、マイケルジャクソンの映画の次に感動した映画です☆
メタルもいいですよね〜。
by ジジョ (2009-11-30 05:32)
>ジジョさま
こんばんわ!nice!とコメントありがとうございます!
そうでしたね、「ビッグになる」と語るときのリップスのキラキラ
した表情は印象的でしたね〜。
マイケル・ジャクソンも気になってます!
by トミュウ (2009-12-01 23:14)