「Dr.パルナサスの鏡」 を見てきました。 [映画:タ行]
2009年 イギリス=カナダ
監督 テリー・ギリアム
『ダークナイト』でアカデミー賞を受賞し、もうこの世を去ってしまったヒース・レジャーが本当に最後に遺した作品、しかもジョニー・デップが共演?
というだけでかなり気になっていて、楽しみにしていた作品です。
舞台は2007年のロンドン。大きな木製の舞台装置を乗せた馬車が町をガタガタと走って行きます。
彼らはパルナサス博士の率いる旅芸人の一座。
博士、博士の娘のヴァレンティナ、彼女に密かに想いを寄せる青年アントン、そして小さな優秀なパーシーの4人の一座は、心の奥の欲望の世界を見ることができる鏡「イマジナリウム」という出し物をしています。
あまりお客さんも来ないし、今日明日の生活にも困っているような彼らは、橋から首を吊るされている1人の青年を助け出します。
その青年トニーは記憶を失っていて、そのまま一座に加わって客寄せを手伝うことにします。
彼の話術や大胆なデザイン変更などでお客さんが殺到するようになり、次第にヴァレンティナも彼に惹かれて行くようになりますが、実は博士は、ヴァレンティナにまだ言っていないヒミツがあるのでした。
それはもうすぐ1000歳になる博士がまだ若く、修行僧のような生活を送っていた日のこと。
1人の若い女性に恋をした博士は、不死の体であった自分に若さと死をくれるという悪魔、Mr.ニックと「娘が16歳になったら悪魔に娘をさし出す」という取引をしたのでした・・・。
というファンタジーな作品ですが、ヒース演じるトニーのチャーミングな魅力が溢れていてとても良いです。
はじめは「なんなのこの男??」と思われていた彼ですが、一座の役に立ってヴァレンティナといい雰囲気に(逆にアントンとはライバル関係?)になっていき、お客さん・・・特に奥様方を惹きつける魅力全開って感じでした。
ストーリーは結構テンポも速いし、主要登場人物皆のことを丁寧に描くのでちょっと分かりにくいところもあったのですが、そのちょっとごちゃごちゃした感じもこの映画に合っていると思います。
鏡の向こう側の世界の描写はカラフルで大胆でとても良かったです。
ジョニー・デップは言うまでもなく、ジュード・ロウもコリン・ファレルも、一座の皆も個性的で良かったです。
これだけのキャストが揃うなんて、やはりヒース・レジャーの作品だったからなんだろうと思います。
「鏡の中のトニー」を別の俳優がそれぞれ演じるという形はとても良くて面白かったですが、やはり、全部ヒースだったらどういう感じだったんだろうか・・・と思ってしまいますね。
それだけは本当に心残りですが、でも『ダークナイト』の後、こんなにファンタジックで楽しい作品を用意していてくれたというのが本当に嬉しいです。
そしてこの作品を完成させるために頑張ってくれたテリー・ギリアム監督、そしてヒースの後を引き受けてくれた俳優さん達に感謝したい想いで一杯です。
とても楽しい気分になれたし、是非もう1回見たい作品ですね。
監督 テリー・ギリアム
『ダークナイト』でアカデミー賞を受賞し、もうこの世を去ってしまったヒース・レジャーが本当に最後に遺した作品、しかもジョニー・デップが共演?
というだけでかなり気になっていて、楽しみにしていた作品です。
舞台は2007年のロンドン。大きな木製の舞台装置を乗せた馬車が町をガタガタと走って行きます。
彼らはパルナサス博士の率いる旅芸人の一座。
博士、博士の娘のヴァレンティナ、彼女に密かに想いを寄せる青年アントン、そして小さな優秀なパーシーの4人の一座は、心の奥の欲望の世界を見ることができる鏡「イマジナリウム」という出し物をしています。
あまりお客さんも来ないし、今日明日の生活にも困っているような彼らは、橋から首を吊るされている1人の青年を助け出します。
その青年トニーは記憶を失っていて、そのまま一座に加わって客寄せを手伝うことにします。
彼の話術や大胆なデザイン変更などでお客さんが殺到するようになり、次第にヴァレンティナも彼に惹かれて行くようになりますが、実は博士は、ヴァレンティナにまだ言っていないヒミツがあるのでした。
それはもうすぐ1000歳になる博士がまだ若く、修行僧のような生活を送っていた日のこと。
1人の若い女性に恋をした博士は、不死の体であった自分に若さと死をくれるという悪魔、Mr.ニックと「娘が16歳になったら悪魔に娘をさし出す」という取引をしたのでした・・・。
というファンタジーな作品ですが、ヒース演じるトニーのチャーミングな魅力が溢れていてとても良いです。
はじめは「なんなのこの男??」と思われていた彼ですが、一座の役に立ってヴァレンティナといい雰囲気に(逆にアントンとはライバル関係?)になっていき、お客さん・・・特に奥様方を惹きつける魅力全開って感じでした。
ストーリーは結構テンポも速いし、主要登場人物皆のことを丁寧に描くのでちょっと分かりにくいところもあったのですが、そのちょっとごちゃごちゃした感じもこの映画に合っていると思います。
鏡の向こう側の世界の描写はカラフルで大胆でとても良かったです。
ジョニー・デップは言うまでもなく、ジュード・ロウもコリン・ファレルも、一座の皆も個性的で良かったです。
これだけのキャストが揃うなんて、やはりヒース・レジャーの作品だったからなんだろうと思います。
「鏡の中のトニー」を別の俳優がそれぞれ演じるという形はとても良くて面白かったですが、やはり、全部ヒースだったらどういう感じだったんだろうか・・・と思ってしまいますね。
それだけは本当に心残りですが、でも『ダークナイト』の後、こんなにファンタジックで楽しい作品を用意していてくれたというのが本当に嬉しいです。
そしてこの作品を完成させるために頑張ってくれたテリー・ギリアム監督、そしてヒースの後を引き受けてくれた俳優さん達に感謝したい想いで一杯です。
とても楽しい気分になれたし、是非もう1回見たい作品ですね。
>ヒース・レジャー
「ダークナイト」のジョーカーと同じ人とは思えないですね。
改めて、その死が悔やまれます。
by hash (2010-02-28 01:47)
> hashさま
こんばんは。nice!とコメントありがとうございます。
ヒース・レジャー、まだまだ幅の広い役柄を演じてもらいたい
人でしたね・・・本当に残念です。
by トミュウ (2010-02-28 19:02)
こんにちは。
ヒース・レジャーの出演作を思い出してみると、
ほんとうに様々な役をこなしていた俳優さんということが
わかります。
改めて、映画界は大きな存在を失ったんだなと思いました。
もう彼のフィルムは残っていないんでしょうか。観たいですね。
by coco030705 (2010-03-01 14:01)
> ココさま
こんばんは!nice!とコメントありがとうございます。
確かに、自分が見た作品だけでもヒース・レジャーは様々な
役柄を演じていて、幅が広い役者さんだと改めて思います。
他にも未公開作などあればぜひ見たいですね!
by トミュウ (2010-03-03 21:06)
> inunekoさま
nice!ありがとうございます!
by トミュウ (2010-03-05 23:03)