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「恐怖」 を見てきました。 [映画:カ行]

2009年 日本
監督 高橋洋

『感染』『叫』などのJホラーシアター、6作目のこの作品でついに完結とのことで。
『リング』の脚本を担当した高橋洋さんが監督です。

森の中の一軒家で両親と共に暮らしていた幼い姉妹、みゆきとかおりは、ある夜両親が謎のフィルムを見ている所に遭遇し、不気味な白い光に包まれます。
それからずっと後、成人し母親と全く会わなくなった2人ですが、姉のみゆきは死への誘惑に取り付かれてしまい、自殺願望のある若者3人と集団自殺を試みます。
車の中で練炭を燃やし、意識が朦朧としてきた直後、彼らは車から出されある施設に運ばれます。
そこは、姉妹の母親の研究施設でした。

失踪した姉を探し始めた妹かおりは母親と再会しますが、母親の行っている実験に驚愕を覚えます。
それは、人間の脳に小さな部品を埋め込んだら、死後の世界が見えるというものでした。
自殺を試みて救い出された4人は同時にこの措置を施されますが、男性2人は持たなかった・・・みゆきともう1人の女の子は、施設で監視されているのでした。

ホラー映画というと霊とか怖い生き物とかが出て来るようなイメージがありますが、この作品はそういう感じではなく、ちょっとアプローチが違っていて面白いです。
怖いのは、脳の手術に見せられてしまった母親ですね〜。
娘に対する愛情的なものを全く持たず、研究の成功だけを夢見て邁進するマッドサイエンティストを、片平なぎさがブキミさタップリに演じていました。

映画は結構難解な所も多く、見終わった後も「え、え?結局なんだったの?」と思うような感じで、いろいろと謎が残るんですよね。
全てスッキリ解決しちゃうよりは、こういう何かひっかかりが残る作品は好きなので、その点は悪くなかったです。

良くある「貞子登場〜!」みたいなホラー映画を期待してしまうと結構物足りない所も多いような気はしますが、妙なリアリティがあって、何かに取り付かれてしまった人の恐さというのがジンワリと効いてくる作品だと思います。
カルト映画っぽい味わいがあるのも良かったですね。
そして・・・姉妹を演じた女優さん、姉さんの中村ゆり、妹の藤井美菜どっちも可愛いかったです〜。



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coco030705

こんばんは。
お元気ですか。毎日猛暑でまいりますね。お身体お大事に。

ところで、この映画はチラシをテアトルでもらって、「わーこわそう!」って
思いました。片平なぎさは、TVでしかみたことがなかったので、
マッドな母親は興味がありますね。みたいようなみたくないような、作品です。
トミュウさんの解説を読むと、おもしろそうですが……。

by coco030705 (2010-07-26 19:04) 

トミュウ

> ココさん
こんばんは!毎日本当に暑いですね〜、ココさんも大丈夫ですか〜。

チラシやポスターの映像、なかなか衝撃ですよね!
あまりスプラッターな感じではない(一部ありますが・・・)ので、
ホラー系苦手でもなんとか・・・大丈夫かも?知れないです。

by トミュウ (2010-07-30 21:47) 

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