「クリスマス・ストーリー」 を見てきました。 [映画：カ行]
2008年 フランス
監督 アルノー・デプレシャン
アルノー・デプレシャン監督作品は、昔の代表作『魂を救え！』などを見たきりで、最近の作品は気になりつつも見逃していたんですよね〜。
この作品、カトリーヌ・ドヌーヴやマチュー・アマルリックをはじめとしたフランスのスター俳優さん達が勢揃い！ってことで、いそいそと見に行ってきました。
フランスのある街で仲良く暮らしている壮年夫婦、アベルとジュノン。
しかしジュノンは突然めまいを感じて倒れてしまい、骨髄移植の必要な血液の病と診断されます。
実は昔、この２人の最初の息子が同じ病で７歳で亡くなってしまったという過去があったりします・・・。
クリスマスが近づいて来て、独立して暮らしている彼らの子供達が集まることになりますが、彼らにもいろいろと問題が・・・。
長女エリザベートは高校生の１人息子ポールがちょっと精神的に不安定でいろいろ悩んでいます。
二男アンリは、数年前劇場の経営に失敗して多額の借金をし、それをエリザベートに助けてもらった代わりに家族の縁を切られてしまっています。
三男イヴァンは妻と２人の男の子と仲良く暮らしているように見えますが、彼らの従兄弟シモンも絡んだなんだか複雑な関係・・・。
それでも病気ということでクリスマスに集まる皆ですが、エリザベートとアンリは全く話もしないし、アンリはいろいろと問題発言を繰り返してはその場の雰囲気をピリピリさせています。
そんな中、家族の皆とジュノンとの骨髄の型が一致するかの検査の結果が出て、適合するのはアンリとポール。
誰から移植するのがベストか・・・そして皆の仲はどうなるのか・・・と、なかなか興味深い展開です。
登場人物がたくさん出てきていろいろ絡み合って大変なんですが、それでもやはりカトリーヌ・ドヌーヴ＝ジュノンとマチュー・アマルリック＝アンリの存在感が素晴らしいですね。
ドヌーヴ演じる母親の、「日本のお母さん像」とはちょっと違った、でもやはり一家の中心であるという姿は非常に印象的ですし、マチューは「ダメな男」を演じたら本当に右に出るものがいないくらいですね。
他にも皆本当に良かったんですが、彼らをそっと見守るお父さんアベル＝ジャン・ポール・ルシヨンのおおらかな佇まいと、イヴァンの息子２人がキャッキャ遊んでいる姿に癒されました。
デプレシャン作品の例に漏れず（？）、この作品も長いです。２時間30分越えです・・・。
それでも、家族それぞれとそのパートナーとの関係などが丁寧に描かれていて、皆にそれぞれ感情移入できる感じなので思ったより長いと感じなかったです。
あまり関係が良い家族とは言えないし、最後も結局大団円！！という訳でもないんですが、やっぱり家族って他の何とも違う特別な繋がりがあるものだな〜と感じました。
良くあるホームドラマとはまたひと味違うものの、ジンワリとした温かさを感じる作品でした。
監督 アルノー・デプレシャン
アルノー・デプレシャン監督作品は、昔の代表作『魂を救え！』などを見たきりで、最近の作品は気になりつつも見逃していたんですよね〜。
この作品、カトリーヌ・ドヌーヴやマチュー・アマルリックをはじめとしたフランスのスター俳優さん達が勢揃い！ってことで、いそいそと見に行ってきました。
フランスのある街で仲良く暮らしている壮年夫婦、アベルとジュノン。
しかしジュノンは突然めまいを感じて倒れてしまい、骨髄移植の必要な血液の病と診断されます。
実は昔、この２人の最初の息子が同じ病で７歳で亡くなってしまったという過去があったりします・・・。
クリスマスが近づいて来て、独立して暮らしている彼らの子供達が集まることになりますが、彼らにもいろいろと問題が・・・。
長女エリザベートは高校生の１人息子ポールがちょっと精神的に不安定でいろいろ悩んでいます。
二男アンリは、数年前劇場の経営に失敗して多額の借金をし、それをエリザベートに助けてもらった代わりに家族の縁を切られてしまっています。
三男イヴァンは妻と２人の男の子と仲良く暮らしているように見えますが、彼らの従兄弟シモンも絡んだなんだか複雑な関係・・・。
それでも病気ということでクリスマスに集まる皆ですが、エリザベートとアンリは全く話もしないし、アンリはいろいろと問題発言を繰り返してはその場の雰囲気をピリピリさせています。
そんな中、家族の皆とジュノンとの骨髄の型が一致するかの検査の結果が出て、適合するのはアンリとポール。
誰から移植するのがベストか・・・そして皆の仲はどうなるのか・・・と、なかなか興味深い展開です。
登場人物がたくさん出てきていろいろ絡み合って大変なんですが、それでもやはりカトリーヌ・ドヌーヴ＝ジュノンとマチュー・アマルリック＝アンリの存在感が素晴らしいですね。
ドヌーヴ演じる母親の、「日本のお母さん像」とはちょっと違った、でもやはり一家の中心であるという姿は非常に印象的ですし、マチューは「ダメな男」を演じたら本当に右に出るものがいないくらいですね。
他にも皆本当に良かったんですが、彼らをそっと見守るお父さんアベル＝ジャン・ポール・ルシヨンのおおらかな佇まいと、イヴァンの息子２人がキャッキャ遊んでいる姿に癒されました。
デプレシャン作品の例に漏れず（？）、この作品も長いです。２時間30分越えです・・・。
それでも、家族それぞれとそのパートナーとの関係などが丁寧に描かれていて、皆にそれぞれ感情移入できる感じなので思ったより長いと感じなかったです。
あまり関係が良い家族とは言えないし、最後も結局大団円！！という訳でもないんですが、やっぱり家族って他の何とも違う特別な繋がりがあるものだな〜と感じました。
良くあるホームドラマとはまたひと味違うものの、ジンワリとした温かさを感じる作品でした。
こんにちは。
おもしろいストーリーですね。家族間の問題は、どこの家族も色々あるのが現実ですね。そういうものをうまく映画として描いている作品という感じがしました。カトリーヌ・ドヌーヴ、ほんとうに美しいですね。フランス映画のセンスの良さが楽しめる、クリスマスにふさわしい作品ですね。
ところで、私事で恐縮ですが、私は本職以外にYWCA子供図書室でボランティアをしています。もう20年以上つづけています。私自身はクリスチャンではないのですが、このグループにとって「クリスマス」は大変大事な行事です。この間は「大人のためのクリスマスおはなし会」があって、私自身もクリスマスのお話を語りました。ストーリーテリングといいます。
おはなしはグリム、日本の昔話、創作の児童文学などを覚えて語ります。
聴きに来る人は、図書館関係の人、司書、別グループのストーリーテラー、
童話や児童文学好きの人など。
色々飾り付けをしたりして、とても楽しいんですよ。この一週間後に「子供のためのクリスマス会」もしました。
長くなってごめんなさい。映画、ぜひ行きます！
by coco030705 (2010-12-19 12:08)
> ココさん
こんばんは！nice！とコメントありがとうございます。
キャストも皆素晴らしいし、なかなか楽しめる話でした〜。
ココさんが観たら感想是非聞きたいです〜。
ストーリーテリングのボランティア、素敵ですね！
「大人のための」と「子供のための」が両方あるなんて・・・わたしも
大人のためのおはなし会に行って聞いてみたい！
クリスマスって日本ではなんだかただ盛り上がるだけ？のような微妙な感じですが、そういうイベントもあるんだな〜ってとっても興味がわきました。
わたしの住まいの近くでもあるかどうか探してみます！
by トミュウ (2010-12-19 20:23)
こんばんは。観ました！早いでしょう？（＾＾）
TBさせていただきますね。
by coco030705 (2010-12-21 23:38)
> ココさん
ご覧になりましたか〜！TBありがとうございます。
早速感想読ませて頂きました〜。
俳優陣皆良かったですよね！
by トミュウ (2010-12-25 19:47)