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「エリックを探して」 を見てきました。 [映画:ア行]

2009年 イギリス=フランス=イタリア=ベルギー=スペイン
監督 ケン・ローチ

イギリスの巨匠と言えるケン・ローチ監督、社会問題等を取り上げた硬派な作品が多いというイメージですが、この作品は初のコメディということで。
ケン・ローチ監督作は結構見逃してしまうことが多いんですが、これはサッカーがネタということで、楽しみにしていました。

マンチェスターの郵便局で働くエリック・ビショップは、出て行ってしまった2度目の妻の連れ子、高校生くらいと小学生くらいの男の子2人と暮らしています。
ある日事故で少し入院し、帰って来たら2人の息子が好き放題やらかしたため、家の中がすごいことに・・・エリックも怒り心頭です。

そんな彼の唯一の心の救いは、マンチェスター・ユナイテッドの「キング」、エリック・カントナ。
エリックは部屋にあるカントナの等身大ポスターに話しかけ、「あんたにも一生後悔するような失敗をしたことはあるのか・・・?」などと問いかけます。
・・・すると突然背後から「君はどうだ?」と答えが!
振り向いたらなんと、そこにはカントナ本人がいたのでした。

カントナはエリック以外の人には見えないんですが、彼の近くに時々現れ、格言を交えて助言をしたりします。
エリックは、別れた最初の妻ともう一度やり直せないかという葛藤や、長男のライアンとギャングとのトラブルに巻き込まれたりしますが、カントナの助言により少しずつ状況が良くなって行きます・・・。

突然目の前にホンモノ(しかも本当に本人が演じてます)のカントナが出てくるなんて、すごい突拍子もないですよね〜。
でもカントナはエリックに温かく接して、それをきっかけに少しずつ彼が一歩を踏み出せるようになる所、本当に良かったです。

そしてエリックの郵便局仲間がほんと、いいんですよね〜。
パブでサッカー中継を見ながら応援するチームの話で論議を戦わせたり、そしてもちろんエリックが窮地に陥った時には皆で助け合う・・・!
ギャングとの最後の戦い(?)の部分は本当に笑えて、そして泣けました。
ケン・ローチ監督作って重いイメージがあったんですが、この作品は本当に面白かったし気持ちが温かくなる素敵な話でした。

エリック・カントナはこの作品のプロデュースもしたということですね。
実はわたしは現役時代のカントナはく知らないんですが、それでも何となく彼の人柄の良さ、皆に本当に愛されていたんだな〜ということが分かります。
聞いただけでは「?」となるような格言発言も本当だったみたいで、面白いですね〜。
機会があれば調べてみようと思います。上手すぎないトランペット演奏最高でした!



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coco030705

こんばんは。
私はスポーツがどうも苦手なので、エリック・カントナもぜんぜん
知らなかったんですが、予告編がとても楽しそうです。
カントナもトミュウさんが書いておられるように、人柄がよさそうな
人ですよね。カントナを知っている人が見たら、感激ものの映画でしょうね。
大阪でまだやっていたら、観にいきたいものです。
by coco030705 (2011-03-04 23:26) 

トミュウ

> ココさん
こんばんは。nice!とコメントありがとうございます!
そうですね、現役時代のカントナを知っていれば、もっと楽しく見れたと思います。
とはいえサッカーに詳しくなくても全然問題なく見れると思いますので、是非機会があれば見てみて下さい〜。

by トミュウ (2011-03-05 21:06) 

トミュウ

> galapagosさま
nice!ありがとうございます。
by トミュウ (2011-03-05 21:07) 

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