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「ソーシャル・ネットワーク」 を見てきました。 [映画:サ行]

2010年 アメリカ
監督 デヴィッド・フィンチャー

アカデミー賞3部門受賞、その他多くの映画賞を受賞した作品ですね。
世界最大のSNS、Facebookの創設者についての話で、『ベンジャミン・バトン』や『ファイト・クラブ』などのデヴィッド・フィンチャー監督の最新作です。

Facebookはアメリカでは本当に多くの人が使っているようですが、日本ではまだそれほど使われてはいない・・・って感じなんですかね。
わたし自身は特にやるほどでもないな〜という程度の知識しか持っていない状態で見に行った次第ですが。

2003年、ハーバード大学に通う19歳のマーク・ザッカーバーグは、彼女に振られた腹いせもあって、女子学生達の写真を並べてランキングするサイトを立ち上げます。
コレは大ひんしゅくを買って間もなく閉鎖されるのですが、このウワサを聞いたボート部のウィンクルボス兄弟から、男女が出会って交流するためのサイトを作ってくれないかと依頼されます。
そこで協力を申し出たマークですが、このアイディアを元に友人のエドゥアルド・サヴェリンや数人の仲間達と「フェイスブック」を立ち上げます。

フェイスブックは他の大学にもあっという間に広がり、ナップスターの創業者ショーン・パーカーとの出会いをきっかけに更に大きくなって行きます。
ですが地道に広告スポンサーを広げることを提案するサヴェリンとは次第に溝が深まって行きます・・・。

とまぁこんな感じですが、やはり「新しい画期的なサービスが誕生する瞬間」という何とも言えないスピード感がすごいなと思いました。
実際、少人数で「思いついたらすぐ実装、公開!」というのをすごいスピードで繰り返して行って、それがどんどん成長していくという進め方で、海外・日本問わずいろいろなサービスが立ち上がっているんだろうな〜と実感しました。

そしてマークやショーン・パーカーはいわゆる「天才」であって、どちらかというと普通の人に近いサヴェリンとは全然考え方が違う部分があるんですよね。
・・・天才と言われる人達ってその人達にしか分からない世界みたいなのがあって、その中に入れない人のことは全く考えることができない・・・っていうタイプの典型のような気がしました。
結局のところその辺がきっかけでいろいろと問題が発生してくる訳で・・・。

完璧な「普通の人」である自分からすると、やっぱり天才と言われる方々とは自分は考え方違うな〜と思っちゃったりもしたんですが、それはマークの描かれ方に起因するのかもしれないですね。
マークをもっと「成功者」として華々しく描くことももちろん可能だったとは思うんですが、彼は結局の所親友と思っている(かどうかも実際は怪しい)人とも訴訟沙汰になるし、フェイスブックで5億人の「友人」がいても孤独な存在なんですよね。
そういう部分をあえて印象的に描いた所が監督の意図なんだろうな〜と思います。

皆が早口でとてもスピード感のある映画でしたが、自分としては「これがまだ数年前の話がモチーフなのか、すごいな〜」という感じですかね。
基本会話のみで、特にアクションとかがある訳でもないテーマなのに全然飽きなかったというのはさすがだと思うし、Facebookが「現在進行形」であるというタイミングで見れたのはとても良かったと思います。

マーク役のジェシー・アイゼンバーグ、『ゾンビランド』にも主演していた要注目の俳優さんですね〜。
今後も活躍してくれそうな予感で、とても楽しみです。






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