「バッド・エデュケーション」を見てきました。 [映画:ハ行]
2004年 スペイン
監督 ペドロ・アルモドバル
若く気鋭の映画監督エンリケのもとに、小学校時代の友人だったというイグナシオが会いにやってきます。
今は俳優だという彼は、ある脚本を持って来るのですが、それは2人が小学校時代の出来事をモチーフにしているものでした。
読んだ主人公は映画化することを決め、イグナシオはぜひ主役を自分にやらせてくれと言います。
まずはガエル・ガルシア・ベルナル・・・美しいです〜。
女装のときの体つきはごつすぎてコワイですが、表情とかは恐ろしく色っぽいです。
この映画、一応サスペンスという形態を取っています。
オープニングなどは刑事物ドラマのタイトルみたいですしね!
思いもしなかった事実が判明したりするんですが、意外とあっさり・・・。そんなんでいいの?みたいな流れだったのは少々物足りないような気もしましたが、この映画のキモはここにあるのではないと思うのでよしとしましょう。
面白いのは、場面で見ている内容が、映画中映画なのか、それとも登場人物の記憶の中の話なのか、境界があいまいなんですよね。
特に最初のうち、主人公が脚本を読んでいるあたりから場面が浮かんでくるところとか。
ただ映画中映画の場合は微妙にスクリーンの幅が狭かったりするので、その辺もまた面白いなと。
途中で出てくる8ミリで取ったと思われる場面なんかも同じです。
フィルムとかのことは詳しくないので分らないんですが、もしかして本当に8ミリで撮ったものと35ミリを組み合わせたりすると、あんなサイズになっちゃうんでしょうか?
登場人物全員が、どこか悲しげなんですよね。
もちろん映画中映画の登場人物も、彼らの投影な訳ですしね。
あのときの気持ちが通じていれば・・・。
もう取り戻せないだけに、いっそう思いは強まるものですが、そんな感覚を呼び起こさせるような作品でした。
ついでに、少年2人はとっても良かったですよ〜。
あの超半ズボン、めっきり見かけなくなりましたが、日本では絶滅したのでしょうか・・・?
こんばんは、おじゃまします。
この、ガエル・ガルシア・ベルナルは、去年の「モーター・サイクル・
ダイアリーズ」以来、注目してます。今年は「ドット・ジ・アイ」(DVD)を
みましたが、とても面白い映画でした。この「バッド・エデュケーション」
もサスペンスなのですね。おもしろそうですね。
これからも、ガエルの活躍が楽しみです。
by coco030705 (2005-07-07 23:27)
コメントありがとうございます!
ガエル、やはり要注目ですね。ご紹介いただいた「ドット・ジ・アイ」、すごい面白そうですね! チェックしてみようと思います。
by トミュウ (2005-07-08 01:35)