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「バットマン・リターンズ」 を見ました。 [映画:ハ行]

1992年 米
監督 ティム・バートン

『チャーリーとチョコレート工場』も好評だったバートン氏が監督した、バットマンシリーズ2作目です。
昔、小さな町で乳児が一人、川にゆりかごごと投げられて捨てられるシーンからスタートします。
主人公は執事と共にこの町で優雅に暮らしています。
時々バットマンとなり、市長を助けたりしながら・・・。
現市長&主人公と対立している町の有力者シュレックは、先の事件の被害者で、ペンギンに育てられたオズワルドを市長に仕立て上げ、町を支配しようと企てます・・・。

いや〜なんといってもペンギンに育てられた市長候補、というテーマが面白いですね。
彼は地下水脈の奥に要塞のようなものを作り、仲間とペンギンと共に暮らしているのですが、移動手段のアヒルの船!とか、ペンギン達とかがいちいちラブリーですね。
このあたりにはバートン監督の世界観が発揮されているような気がします。

バットマンが邪魔!になってきたシュレックとオズワルドは、バットマンをただ倒すだけではだめで、「社会的」に負かさなければいけないと思い立ち、彼が悪者になり市民に嫌われる存在になるよう、策を練るわけです。
そこでバットマンカーを改造し、遠隔コントロールできるようにし、爆走して周りに迷惑をかける・・・と。
バットマンカー、なかなかマニアックな妙なパーツがたくさん付いてて良いですね〜。
こういう細かい細工にこだわっちゃうところがバートン節!というところでしょうか。。

バットマンカーの改造を見破り、遠隔コントロールが出来なくなったことに怒ったオズワルドは、部下(?)のペンギン達の体に爆弾をくくりつけ、カミカゼよろしく特攻をかけるように命じます。
もちろん「嫌だ」など言わずに命令に従って突進するペンギンたちですが、そのけなげな姿にぐっと来てしまいました。
ちょっと変わったところもあるけれど、長い年月共に暮らした人だしね・・・。
結構ペンギン達にとってはいいボスだったのかも知れない・・・などと思っていたら、コントロールされていたのでした。
その回路を破壊されたら、ペンギン達はわけも分からず思い思いのところへ行こうとします。
でも、やっぱり最後に戻るのは自分の家・・・。ということで、オズワルドのアジトでバットマン、キャットウーマン、シュレックも交えた最終決戦です。

登場人物のキャラの強さが面白いですね。
正直バットマンが一番普通すぎてインパクト薄いかも・・・。
キャットウーマンの正体はシュレックの秘書の猫好きの女性で、黒い革の衣装をミシンで縫っちゃったりするんですもんね〜。
彼女と主人公とのほんのりとした恋愛模様もあったりして、思い起こせば盛りだくさんでしたね。

バットマンシリーズの他の作品は見たことがないんですが、細かいところが妙に笑えるところとか、独特のマニアックな小道具とか、バートン監督ならではの部分もちゃんとあったんじゃないかな〜と思いました。
他のシリーズ作品もこんな風に子供が見ても面白い!感じなら、見てみようかな〜と思いました。


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DSilberling

バットマンリターンズのオープニングは、今まで見てきた1万本以上の映画の中でも最高の出来だと思います。ティム・バートン映画は、タイトルデザインが素晴らしいのですが、あの音楽と映像とテロップの隙のない演出は見事でした。このシリーズは、このあとバートンが離れてしまい、急につまならなくなります。新作ビギンズは、シリーズ中最高傑作です。是非みてください。
by DSilberling (2005-11-20 23:53) 

トミュウ

> DSilberlingさま
コメント&nice!ありがとうございます!
確かに、オープニングのシーンから引き込まれました。
もっとアメコミ的かななんて想像していたのに、そう持ってこないところもすごいですね。
やはりバートンが監督していない作品はつまらないですか〜。
ビギンズですね。1万本以上!も見られているDSilberlingさんのお墨付き!ぜひ見てみたいと思います。
by トミュウ (2005-11-22 00:05) 

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