「ゴッドファーザー PARTIII」 を見ました。 [映画:カ行]
1990年 アメリカ
監督 フランシス・フォード・コッポラ
史上最大の3部作もついにこれで完結です。やはりPARTIIまで見てしまったら、最後まで見ないではいられませんね。
前作から20年近くも経っての公開だったようで・・・なにげに映画の中でも20年が経過してるんですね!
20年の間にはファミリーもそこそこ順調に繁栄していたようで、バチカンの大司教と手を結ぶことに成功します。
そこで登場してくるのはマイケルの息子アンソニー、そしてソニー兄さんの息子ヴィンセント。
アンソニーはマイケルの後を継ぐことをかたくなに拒み、オペラ歌手を目指していますが、ヴィンセントは彼の下で仕事をするようになります。
そして、マイケルのもう一人の子供・・・ソフィア・コッポラ演じるメリーと惹かれ合っていきます・・・。
アル・パチーノのくたびれたような哀愁漂う雰囲気は、圧巻でしたねぇ。パート2までのクールな感じとは全然違って、もっと人間らしいところが見えた、というか。
特に寺院で懺悔をしながら泣いてしまうシーンとかね、前作でもそうだったけど、よかれと思ってやって来たのにという思いが悲しいほど伝わってきますね。
ストーリー自体はシンプルで、どちらかというとパート1を思わせるシーンが多かったような気がしますね。
いろいろあって最後のアクションシーン、結構ここはスピード感もあって面白かったんですが、・・・バチカンまで行った超壮大な前半と比べると、最後の方はちょっと小さくなってしまった感じがしたなあ。
最後もアッサリしすぎてたような気がするんですけどねぇ。
3時間もあった割には、最後「え、これで?!」って感じだったんだけど、まぁこの壮大なドラマをとりあえず最後まで確認できたというのは良かったですね。
そして、悪名高い「娘」の演技・・・酷評されている理由は十分分かりました。
当初の予定はウィノナ・ライダーだったそうですが、ウィノナだったらどうだったんだろうと思わざるを得ませんね。
あとでコッポラ監督のコメンタリーを見たけど、ソフィアの出てくる場面での親バカコメントに笑えました。
「娘のこの時期ををに映画におさめることができてよかった」とかって・・・それじゃ運動会のお父さんと同じじゃん。
↓こちらはノベライズ
コメント 0