「脱出」 を見ました。 [映画:タ行]
1945年 アメリカ
監督 ハワード・ホークス
ハワード・ホークスも最近いろいろと見たい作品が増えて、少しずつチェックしているところです。
ヘミングウェイの作品が原作で「To Have and Have not」・・・「持つ者と持たざる者」と訳されるみたいですが、なかなか味のある原題ですよね。
ハンフリー・ボガート演じるハリーは、フランス領のある島で小さな船のキャプテンをしています。
友人の依頼で、ある重要人物の密航を手伝うことになリます。
本当は嫌々だったのに、そこで出会った女性マリーを苦労から解放してあげるために、引き受けることを決めたんですね。
それが警察にバレた訳ですが、非道なやり方で密航者を追いつめる警察に反抗して、ヒーロー見参!という爽快な展開です。
ハリーのヒーローっぷりがすがすがしいです。
元軍隊だったかなんだかいう設定でしたが、なんで銃弾の摘出なんて出来るの〜?とツっ込みつつ、納得できてしまう部分がありますね。
「君達の仲間になるつもりはない」と言っておきながら、結果的に一番仲間として頼もしい行動を取ってくれたり、キラキラとまぶし過ぎですね。
ヒロインのローレン・バコールも綺麗でしたね。
ちょっとミラ・ジョボビッチに似てるな〜と思っていたら、彼女もモデル出身とのことで・・・。なんとなく共通する雰囲気があるのかも知れないですね。
少し焼きもちやいちゃうところとか、キュートな部分も良かったです。
ドイツとちょっと緊張関係にあるフランスが舞台で、ヒロインがピアノの伴奏で歌う場面など、ちょっと『ブラックブック』を思い出しました。
船のクルーのビリーとかのキャラクターも立っていましたね。何をやらかすか分からない・・・という雰囲気ながら、決めるときは決める!というのが嬉しかったです。
短時間ながらギュッと詰まったストーリーに、飽きずに楽しめました。
映画って、ダラダラ長くして説明多くしなくても十分面白いと思いました。
ホークス映画は他の映画作家に影響を与えている部分が多いということで、実際この映画にもゴダールに引用されている部分があったみたいですね。
『アワーミュージック』の中で使われていたみたいですが、見ていた時には全然気づかず・・・。
こんな風に良い時代の映画をいろいろ見ていくと、最近の映画も更に楽しめるということですね。
まぁ、忘れちゃっては全然意味ないですけど・・・。
こんにちは。
ハンフリー・ボガード、本当にかっこいいですね。奥さんのローレン・バコールも好きです。ファッションが素敵。お手本になりますね。(細さがちがいますが。笑)
こんな名作を順に見ていくというのも、映画の楽しみの一つですね。まず映画を楽しんで、それからブログの記事を書くという作業があるのだなと思います。
by coco030705 (2007-06-09 08:37)
> ココさま
nice!とコメントありがとうございます〜。
ハンフリー・ボガードとローレン・バコールは、この作品が縁で結婚したんでしたね。
そういういい雰囲気が映画からも感じられたような気がします。
時代を超えて楽しめる映画というのは、やっぱりそれだけの良さがありますよね。
またいろいろ探してみたいと思っています。
by トミュウ (2007-06-10 21:00)