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「ラヴ・パレイド」 を見てきました。 [映画:ラ行]

1929年 アメリカ
監督 エルンスト・ルビッチ

『生きるべきか死ぬべきか』が結構面白かったのでルビッチ監督のことはかなり気になっていて、特集上映で見れるので楽しみに行きました。
フランス出身の歌手、モーリス・シュヴァリエが主演のミュージカル映画です。

ヨーロッパにあるシルヴァニア国(架空の国)からパリに派遣されていた伯爵、アルフレッドは、女性問題で急遽国に戻ることになりました。
シルヴァニアは若い女王ルイーズが治めていて、平和で楽しい国。
しかし首相達の心配事は、ルイーズ女王が未だに独身であることでした。

戻って来たアルフレッドは、パリでの出来事などを報告するため女王に呼び出され、そこで彼の恋愛話を聞くうち、なんだかルイーズとアルフレッドが良い雰囲気に・・・。
アルフレッドを婿君に!という首相達の願いが適い、盛大な結婚式を経て、晴れて2人は夫婦となるのでした。

しかしもともと細腕1本で国を治めていた女王、婿君には政治のことなどには関わらせず、相変わらず精力的に動いています。
婿君アルフレッドのやることと言えば、綺麗な服を着て女王の帰りを待つことのみ・・・。
そんな生活に嫌気がさして来た彼、女王との仲も微妙な感じになって行きます。
国のためによかれと思って提案した案が見られもせずに否決されたのを機に、アルフレッドは別れを決意するのです。

セリフの途中から歌になって、歌の途中でセリフが入るという典型的なミュージカルなんですが、曲が非常に楽しげで幸せな気分になります。
モーリス・シュヴァリエも良いです。
それほど男前でもないし、ヘラヘラしていてちょっとうさん臭い感じなんですが、声は非常にカッコ良いです。
他のキャストもいい感じでした。特に首相達が、何かあるごとにざわざわと慌てふためく様子が面白かったです。

ラストはちょっと女性の立場からすると納得いかない所もあったりしたんですが、楽しい歌とキャスト達の笑顔で、見ている方もハッピーな気分になりました。
ルビッチ監督の作品はまだまだ見てないものが多いので、更にいろいろと見たくなりました。


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