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「高校」 を見てきました。 [映画:カ行]

1968年 アメリカ
監督 フレデリック・ワイズマン

ドキュメンタリーの巨匠ワイズマン監督作品、前回の『法と秩序』に続いて鑑賞です。
初期の代表作の1つだそうで。こちらもあまり長くないので挑戦しやすい作品ですね。

フィラデルフィア郊外にある「模範的な」高校が舞台で、そこに通う生徒や教師達の日常生活を追っている作品です。
生徒も先生も、そして生徒の親達もいろいろな人達がいます。
特に印象に残ったのは、娘が赤点を取ったため学校に乗り込んで来て「評価がエクセレントなのになぜ赤点なのか」と延々と繰り返す両親と、自分の信念があると頑に言い張る男子学生ですね。
彼らに対して、丁寧に何度も繰り返し説明をする教師の姿を見て、大変そうだなーと思ったりしました。

クラブ活動の様子だったり男女別の性教育の授業だったり、そういった普通の日々を、徹底して客観的に切り取っているのがとても印象的です。
時代はベトナム戦争の頃で、戦争に行った卒業生の手紙が読まれたりします。
当時、学校ではこういう風に戦争について生徒に教えていたんだなと分かるんですが、この映画内ではことさらに反戦や戦争教育について意見を述べている訳ではないんですね。

正直に言うと、それほど強烈な感想があった訳ではないんですが、それでもなんだか面白く見れてしまうのがすごいと思います。
それほど変わりばえのない毎日でも、結構それなりに頑張って生活している高校生や教師の姿に、なんとなく共感を覚えてしまいます。
自分の生活も結局そういうものですからね。小さな変化でも楽しんで、日常を楽しむのが大事かな−なんて思ったのでした。


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