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「愛のメモリー」 を見ました。 [映画:ア行]

1976年 アメリカ
監督 ブライアン・デ・パルマ

わたしの好きな映画監督の1人ブライアン・デ・パルマ監督の、ミステリーの傑作とも名高い作品ですね。
ヒッチコック作品の影響もあるらしく、音楽はよくヒッチコック作品にも登場するバーナード・ハーマン。期待度も上がります。

冒頭、ニューオーリンズの裕福な家庭の幸せな姿から始まります。
バーナードは結婚記念日を妻と娘と祝っていて、ダンスを踊る姿がいかにもステレオタイプな感じで描かれます。
まぁこういうのもサスペンス映画の王道だよね・・・と思っていると、その夜妻と娘は誘拐されてしまいます!

身代金を用意しろと言われた彼ですが、会社の共同経営者であるロバートや警察に相談し、警察の「偽札で十分」という意見を真に受け、本当にどこから見てもただの紙!の偽身代金を用意します。
結局犯人に逆上されてカーチェイスの結果、車は事故にあい、2人は見つからないのでした・・・。

それから16年・・・、ある日バーナードが妻と出会ったところに行くと、なんと亡き妻にそっくりの女性を発見します。
その女性、サンドラに夢中になったバーナードは、ニューオーリンズに戻って結婚することにしました。
まさに明日が結婚式!というその日、なんとまたサンドラが誘拐されてしまうのです・・・!
16年前の事件を再現するかのように同額の身代金要求。
今度は失敗するまいと意気込むバーナードですが、そこには裏で手を引いていた人間がいて、驚きというほどではないものの、サスペンスらしい展開になって行きます。

全体的にぼんやりとした映像が印象に残っていて、しかも16年前のシーンは想い出の中での出来事であるかを表しているような雰囲気が印象的です。
そして・・・同じ場所でこれだけの年月が過ぎた・・・というのを表す回るカメラが大変面白いですね。
この作品、最初と最後もぐるぐるカメラ回っちゃうのですが、それが繰り返されることによって非常に面白い効果を出していると思います。

なんだかテレビの2時間ドラマでよくあるサスペンスっぽい展開で、ちょっとB級っぽいところがデ・パルマ監督の真骨頂という感じでやはりとても良いと思います。
デ・パルマ監督は最近の綺麗な映画も良いですが、昔の映画もいつ見ても楽しいですね。
他にも見ていない作品がたくさんあるので、機会を見つけてチェックして行きたいと思います。


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