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「白昼の幻想」 を見ました。 [映画:ハ行]

1967年 アメリカ
監督 ロジャー・コーマン

B級映画の代表的な監督といえばロジャー・コーマン!という感じだそうですが、わたしはあまり見たことありませんでした。
この映画は原題が『TRIP』で、簡単に言えばドラッグでのトリップ体験を題材にしています。
脚本はジャック・ニコルソンだそうで。

CMのディレクターのポールは、創造性を要求される仕事や妻との離婚問題など、いろいろ行き詰まっています。
そういった日常から一時的に離れ、また新しい考えも出てくるかも・・・とLSDを服用することを考え、サイケデリック・クラブに行きます。
そこのリーダーで友人ジョンの監督の元、ポールはLSDのカプセルを飲みます・・・。
徐々にポールの目の前の風景が変わり、海辺へやってきました・・・。

60年代の作品らしく、絶妙なサイケデリック感に溢れています。
ポールが訪れるクラブの人々なんかモロにサイケ!って感じですし、トリップして行く時の万華鏡のような映像なども時代を感じさせます。

ストーリーは、トリップ状態になったポールがクラブから出てフラフラ歩き周り、今まで普通と思っていたことが違って見えた・・・!という、本当にただそれだけのお話なんですけどね。
トリップした人の主観が映像化されるっていう、今でこそ結構フツウな描写ですが、この作品はその先駆けの方だったのかな?と思います。

DVDにはロジャー・コーマンのインタビューも収録されていて、そこで彼はこの作品のために実際にトリップしてみた、という話をしています。
その話をする時のロジャー・コーマンの顔が何とも楽しそうで、きっと青春の1ページみたいな感じなんだろうな〜なんて思いました。

かなり低予算で作られたというだけあってチープな部分も多いですが、デニス・ホッパーとピーター・フォンダの共演というのも興味深いし、鮮やかな映像と「60年代感」を楽しめる作品でした。


白昼の幻想 [DVD]

白昼の幻想 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD



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