「JUNO」 を見ました。

2007年　アメリカ
監督　ジェイソン・ライトマン

公開当時とっても話題になったこちらの作品、やっと見ることにしました。
今や大人気女優となっているエレン・ペイジの主演作ですね〜。

女子高生ジュノは、ちょっと気になる男の子ブリーカーと興味本位で寝てみたところ妊娠が発覚。
中絶は出来ない！と決心したジュノは、生まれてくる子を育ててくれる親探しをすることに。
広告で理想的な夫婦＝高級住宅街に住むヴァネッサとマークを見つけ、なんとか里親契約を済ませます。

生まれるまでの数ヶ月間、これまでと同じ高校生活を送るジュノですが、友達、家族、そしてヴァネッサ夫婦とでちょっと何かが変化して行きます・・・。

予期しない妊娠というとなんだか良くないイメージがありますが、この映画の中ではそういう描かれ方はしていなくて、ジュノ自身も周りの人達もとても温かく彼女の妊娠と決意を見守ります。
そんな周りの人達の温かさに接しているうちに、初めは何となく能天気な感じだったジュノもいろいろ考えるようになる・・・という成長物語ですね。

逆にヴァネッサとマークの関係はなんとなくギクシャクして行き、そのリアリティとジュノとの関係で見応えのある話になっていると思います。

エレン・ペイジはとても良い演技でとっても魅力的ですね。
でも童顔ですよね〜、大人っぽいアメリカ人のティーンの中にいると本当に小学生くらいにしか見えないんじゃないかと思ったり。
ブリーカーのマイケル・セラや友達のオリヴィア・サルビーなど、若い俳優さん達も自然で良い演技をしていて好感が持てました。

なんだかんだといって、仮にフィクションでも子供が生まれる瞬間を見るとなんだか感動してしまいますね〜。
正直言うとあまりにも「いい話」になっちゃっているのが若干納得できない所もありますが、そのサラッとした感じがこの作品の良さかもな〜と思います。

ジェイソン・ライトマン監督はこのあと『マイレージ・マイライフ』を撮っていますね。
この作品もなんともホンワカした、独特の余韻が残る作品でした。
今後の作品も楽しみにしたいです。

JUNO/ジュノ (特別編) [DVD]

• 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
• メディア: DVD