「救命艇」 を見ました。 [映画:カ行]
1944年 アメリカ
監督 アレフレッド・ヒッチコック
戦時中に作られた、ボートを舞台にした密室サスペンスです。
連合国の客船がドイツ軍との交戦に巻き込まれて沈没し、生き残った乗客が1つの救命艇に続々と乗ってきます。
女性ジャーナリストのコニーを始め、7〜8人の乗客がなんとかこの船に乗って来て、助けが来るまでなんとか乗り切ろうとします。
そのうち、ドイツ軍の沈没船の乗組員も1人助けられて、このドイツ人は信用できるのかどうか・・・というギリギリの駆け引きが始まります。
ボートの中という本当に狭い舞台、そしてコンパスもないので方角も分からないという極限状態の中での登場人物達のやり取りがとても興味深いです。
連合国側からすると敵であるドイツ人なんですが、このキャラが見た目「人のいいオジサン」的な感じで、彼をどう処遇するかというのがこの作品のキモになっています。
初めは登場人物が皆泥だらけの姿なので、誰が誰だか分からずちょっと入り込めない感じでもあったんですが、ケガ人が出たり、嵐がやって来たり・・・といろいろなことが起きてハラハラしながら楽しく見れました。
戦時中に作られたということで、もちろんアメリカ国内では「ドイツは文言無用で悪」という風潮があったはずですが・・・ここであえて優秀な人物としてドイツ人を描いてしまう所が、ヒッチコックのすごい所なのかも知れません。
主演のタルラ・バンクヘッドは良かったですね〜。
英語とドイツ語を操り皆をキビキビと仕切る感じ。
なのに、後半になるにつれてどんどんその虚勢が無くなって来てちょっと可愛らしくなってくるのも良いですね。
ヒッチコック監督自身の登場シーンもとてもお茶目で良いです!新聞広告って・・・!
ストーリーが分かった上でもう1度見ても楽しめる作品かなと思います。
監督 アレフレッド・ヒッチコック
戦時中に作られた、ボートを舞台にした密室サスペンスです。
連合国の客船がドイツ軍との交戦に巻き込まれて沈没し、生き残った乗客が1つの救命艇に続々と乗ってきます。
女性ジャーナリストのコニーを始め、7〜8人の乗客がなんとかこの船に乗って来て、助けが来るまでなんとか乗り切ろうとします。
そのうち、ドイツ軍の沈没船の乗組員も1人助けられて、このドイツ人は信用できるのかどうか・・・というギリギリの駆け引きが始まります。
ボートの中という本当に狭い舞台、そしてコンパスもないので方角も分からないという極限状態の中での登場人物達のやり取りがとても興味深いです。
連合国側からすると敵であるドイツ人なんですが、このキャラが見た目「人のいいオジサン」的な感じで、彼をどう処遇するかというのがこの作品のキモになっています。
初めは登場人物が皆泥だらけの姿なので、誰が誰だか分からずちょっと入り込めない感じでもあったんですが、ケガ人が出たり、嵐がやって来たり・・・といろいろなことが起きてハラハラしながら楽しく見れました。
戦時中に作られたということで、もちろんアメリカ国内では「ドイツは文言無用で悪」という風潮があったはずですが・・・ここであえて優秀な人物としてドイツ人を描いてしまう所が、ヒッチコックのすごい所なのかも知れません。
主演のタルラ・バンクヘッドは良かったですね〜。
英語とドイツ語を操り皆をキビキビと仕切る感じ。
なのに、後半になるにつれてどんどんその虚勢が無くなって来てちょっと可愛らしくなってくるのも良いですね。
ヒッチコック監督自身の登場シーンもとてもお茶目で良いです!新聞広告って・・・!
ストーリーが分かった上でもう1度見ても楽しめる作品かなと思います。
コメント 0