「天国の日々」を見ました。：Pico Pico Journal：SSブログ

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「天国の日々」を見ました。　[映画：タ行] [編集]

1978年　アメリカ
監督　テレンス・マリック　

『ツリー・オフ・ライフ』が見事カンヌ映画祭のパルムドールに輝いた、テレンス・マリック監督の70年代の作品です。
若き日のリチャード・ギア主演っていうのも気になるポイントですね〜。

第一次大戦が始まって間もない頃、ビリーとリンダの兄妹、そしてビリーの恋人のアビーは、中西部の農場に麦刈りの作業員として働きに行きます。
何日かの泊まり込みでも作業中、アビーに農場主のチャックが接近してきます。

アビーと恋人同士ではなく親戚と話していたビリーは、アビーへのチャックの好意をうまく利用し、キツい麦刈り労働から「農場主の親戚」という立場になって快適な生活を送ります。
しかしチャックは、アビーとビリーの仲を怪しみ、鋭い目で見ています・・・。

ストーリーはこんな感じで、シンプルな三角関係の話なんですが、なんといってもこの作品は映像が非常に美しいです。
黄金色の麦畑や人物のシルエットなど、印象的なショットが目白押しです。

若干展開がたるい感じもありますが、それもこの映画の「何となく浮世離れしている感」に十分貢献していると思います。
大戦始まったというのに、この農場の人達はまったくそんなことは知らないとばかりにマイペースですからね・・・。

若きリチャード・ギアはムダにカッコ良く、独特の雰囲気がありますね〜。
見ていて妙にゆったりした気分になれた作品でした。