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「海辺のポーリーヌ」 を見ました。 [映画:ア行]

1983年 フランス
監督 エリック・ロメール

エリック・ロメール監督も好きな映画監督の1人で、有名どころを含めてまだ見ていない作品がたくさんあります。
これは「喜劇と格言劇」シリーズの1つで、15歳の少女のひと夏の恋愛体験について描かれています。

夏の終わりのノルマンディ。15歳のポーリーヌはいとこのマリオンと一緒に海辺の別荘にやってきました。
デザイナーをしているマリオンは恋多き女性で、ノルマンディにいる元ボーイフレンドのピエールは、未だに彼女に未練がある様子。
ピエールは民族学者というチョイワル系の男性、アンリをマリオンに紹介し、2人は恋に落ちてしまいます。

マリオンの奔放な恋愛と、ポーリーヌと同じくらいの少年シルヴァンとの恋愛が軸になって進んで行きます。
アンリがまたチョイワルではなくて本当に悪い男で、浮気をシルヴァンになすり付けて、自分だけいい人になろうとする所とかもう・・・嫌な大人の代表って感じです。
ピエールいい奴じゃん!なんて見ながらツっこんだりしていました。

ただこんな風にドタバタするのも夏の終わりまで・・・というちょっと寂しげなところも、この映画の印象的な部分の一つです。

こういう映画観ると、本当にフランスのヴァカンスっていいな〜と思ってしまいます。
海辺の別荘へ行って海水浴したりヨットしたり・・・今のフランスの方々もしているんですかね。

テンポの良い会話と、海辺の綺麗な映像もとても良く、楽しく観れた作品でした。
ロメール監督作、まだまだいろいろ見てみたいと思います。


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  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
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