「 ブレードランナー」 を見ました。

1982年　アメリカ
監督　リドリー・スコット

今更何かを言う必要ないくらいの巨匠、リドリー・スコット監督のSF大作です。
2007年に新編集版が公開されたり、その他にもいろいろなバージョンがあるこの作品ですが、今回は「劇場公開版」というやつかな？を見ました。

近未来、人々が宇宙に進出している時代のロサンゼルス。
そこでは、人に見た目がそっくりのレプリカントと呼ばれるアンドロイドと人間が共存しています。

ブレードランナーとは、そのレプリカントの反逆などに備えて彼らを抹殺する刑事です。
その中でも一流の腕を持つデッカードは、レプリカント４人が地球に侵入したため探すようにと命じられます。
デッカードは、レプリカント製造の最大手タイレル社に行き、そこで秘書をしているレイチェルと出会います。
レイチェルはレプリカントなのですが、彼女自身はそのことを知りませんでした・・・。

冒頭から、未来都市のビルが立ち並ぶ映像に圧倒されます！
おびただしい数のビルが建っていて、窓の明かりが星のように輝き、時折日本語もまじる広告のネオンが明るく輝く・・・。
という、今でこそCGとか使えば楽に出来そうな映像ですが、80年代初頭の技術で本当、どう撮っているんだろう？と感激しながら見ました。

ストーリーはレプリカントと人間の戦いと愛情が描かれて、アンドロイド映画というと思い浮かぶイメージってこんな話だよね〜って感じなんですが、独特の緊張感のある世界観のせいか、ハラハラしつつ引き込まれて見ました。
若きハリソン・フォードもカッコ良かったです。

若干分かりにくい所も多いんですが、やはりこの映像美を楽しむのが良いなーと思います。
後の様々な作品に影響を与えたと言われる映像を堪能出来ただけでも、本当に楽しかったです。

せっかくいろいろなバージョンがあるので、他のバージョンも見てみたいですね。
何度も見て行くうちにいろいろ分かってくることもあると思うし、何度見ても飽きない作品だと思います。

ブレードランナー クロニクル [Blu-ray]

• 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
• メディア: Blu-ray