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「プリティ・イン・ピンク」 を見ました。 [映画:ハ行]

1986年 アメリカ
監督 ハワード・ドイッチ

これまたハイスクール青春映画に入る作品で、ジョン・ヒューズが製作総指揮を勤めています。
主演は『ブレックファスト・クラブ』でマドンナを演じていたモリー・リングヴォルド。
ある本で書いてある通り、この作品は「モリー大フューチャー映画」です!

モリー演じる高校生のアンディは、職を転々とする父親と2人で住んでいて、どちらかと言うとあまりリッチではない家に育っています。
彼女の悩みは、1ヶ月後に迫ったプロムで誰にエスコートしてもらうかということです。

アンディのことを想っているダッキーは、いつも軽口半分で彼女に愛をささやいているものの、彼女にその気はない様子。
ある日、アルバイト先に時々来てくれるハンサムなブレーンにデートに誘われ、大喜びのアンディ。

しかしブレーンは典型的なお坊っちゃんで、彼が連れて行ったのはお金持ちの子達が集まるホームパーティでした。
場違いと囁かれて自分の家に対するコンプレックスを再確認してしまったアンディ、さてプロムはどうなるのか・・・。

この作品を見ると、今はどうなのかは分かりませんが、アメリカの高校生にとってプロムっていうのは大事なイベントなんだな〜というのを実感します。
ハイスクールでのいわゆる階級的なものも大変だな〜と思ったり。

そういう逆境に負けず、創意工夫や持ち前のチャーミングさで頑張っちゃうよ〜っていうのがアンディということで。
この作品はアンディ=モリーの魅力を最大限に引き出しちゃうよー!という気合いに溢れた作品で、衣装はもちろん人としてもものすごく可愛く描かれている訳なんですね〜。

お金持ちチームは典型的な意地悪かつ小心者、みたいな描かれ方をしていて、それに反して親友ダッキーはいい奴すぎて健気で泣けますよ〜。
ある本の中で、『ジェイ&サイレント・ボブ』シリーズに出てくるサイレント・ボブがこの作品をみて泣くシーンが紹介されていたんですが、ほんとボブが泣くのもうなずける切なさでした。

といった感じで、内容は言ってしまえば「ただそれだけ」の映画なんですが、モリーへの製作陣の愛情と、アメリカのハイスクールの事情についてが本当に良く分かり勉強になる作品でした。

ハイスクール物はどれも同じに見えるところもあり、確かに根本的な骨組みは同じような感じではあると思いますが、生徒それぞれの学生生活があるように、映画も作品によってそれぞれアプローチが異なってくるのがとても面白いと思いましたね。
80年代付近の作品は結構見たので、最近はどういう感じなのか気になりますね。
またいろいろ探してみたいと思います。


プリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD



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