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「影なき狙撃者」 を見ました。 [映画:カ行]

1962年 アメリカ
監督 ジョン・フランケンハイマー

東西冷戦時代、朝鮮戦争時のスパイを題材にしたサスペンスです。
それよりも個人的には、フランク・シナトラとローレンス・ハーヴェイの主演というところが気になって見ました。
今更という気もしますが、ローレンス・ハーヴェイは「ドミノ」の題材になったドミノ・ハーヴェイのお父さんですね〜。

朝鮮戦争に偵察隊として送り込まれていたマーコ大尉やレイモンド軍曹達の小隊は、一時敵の捕虜となり、そこで洗脳を施されていました。
帰国し、武勲を讃えられ名誉勲章を授かった彼らは、なぜかその時の記憶を失っています。
皆洗脳からは解放されたと表向きには見えたものの、実際にはマーコ大尉を始め多くの隊員達は悪夢に悩まされていました。

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「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」 を見ました。 [映画:カ行]

2002年 アメリカ
監督 スティーブン・スピルバーグ

スピルバーグ監督の作品は結構欠かさず見ているはずなのですが、なぜかこれは公開時に見逃していて、ずっと気になっていました。
天才詐欺師と言われた実在の人物、フランク・W・アバグネイルJr.の自伝小説が原作です。

16歳の時、父親の事業が失敗し、両親が離婚したことをきっかけに家を飛び出したフランク。
彼は生活のためお金を稼がなくてはならないのですが・・・ここで誕生日に父親がプレゼントしてくれた銀行口座とその小切手、これの金額を変えて現金化することを思いつきます。
しかし、どこの誰とも分からない人間には銀行も簡単に許可してくれません。

そこで彼が目にしたのは、有名航空会社のパイロット。パイロットは皆から羨望のまなざしを受け、誰からも疑われることもない・・・。
フランクはパイロットに成り済ますことに決め、航空会社の関係者から「学校新聞の取材」と偽って制服やバッジを手に入れます。

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「高校」 を見てきました。 [映画:カ行]

1968年 アメリカ
監督 フレデリック・ワイズマン

ドキュメンタリーの巨匠ワイズマン監督作品、前回の『法と秩序』に続いて鑑賞です。
初期の代表作の1つだそうで。こちらもあまり長くないので挑戦しやすい作品ですね。

フィラデルフィア郊外にある「模範的な」高校が舞台で、そこに通う生徒や教師達の日常生活を追っている作品です。
生徒も先生も、そして生徒の親達もいろいろな人達がいます。
特に印象に残ったのは、娘が赤点を取ったため学校に乗り込んで来て「評価がエクセレントなのになぜ赤点なのか」と延々と繰り返す両親と、自分の信念があると頑に言い張る男子学生ですね。
彼らに対して、丁寧に何度も繰り返し説明をする教師の姿を見て、大変そうだなーと思ったりしました。

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「clean」 を見てきました。 [映画:カ行]

2004年 フランス=イギリス=カナダ
監督 オリヴィエ・アサイヤス

2004年のカンヌ映画祭で主演のマギー・チャンが女優賞を受賞し、また『夏時間の庭』も記憶に新しいオリヴィエ・アサイヤス監督の作品です。
『夏時間〜』よりは前の作品ですが・・・とにかく公開されて良かったですね。

主人公エミリーはロック歌手の妻で、自分も歌手を夢見ていますが、2人とも麻薬常習者です。
レコード会社との契約のことでケンカになった夜、エミリーがクスリを買うため外に出て戻ってみると、夫リーはクスリの過剰摂取で死んでしまい、警察が来ているところでした。
そこで彼女も麻薬所持の疑いで捕まり、半年間の刑務所生活を余儀なくされます。

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「恐怖のメロディ」 を見てきました。 [映画:カ行]

1971年 アメリカ
監督 クリント・イーストウッド

俳優としての地位を得たイーストウッドが、監督として初めて撮ったのがこの作品です。
イーストウッド自身が主演のサスペンススリラーです。

イーストウッド演じる地方局のラジオDJデイブは、毎晩電話で「ミスティ」をリクエストしてくる女性と遊び心で一夜を共にします。
その女性イヴリンは、デイブが「これは遊びだから忘れてくれ」と言うのも(そういう宣言しちゃうのもどうかと思いますが・・・)全く意に介せず、デイブの家に押し掛けて食事を作っちゃったりとスッカリ彼女気分です。
実はデイブにはしばらく離れていた彼女トビーがいて、彼女が久しぶりに地元に帰って来たことから、2人はまたヨリを戻そうといい雰囲気になっていきます。

そんなこともあり、イヴリンをちょっと持て余し気味になっていた頃、デイブは仕事の打合せで大手の放送会社の女性社長と昼食を共にすることに。
するとどこからその話を聞きつけて来たのかイヴリンが現れて暴れだし、「そんな女と浮気するなんて!」とわめき立てます。
かなり常軌を逸した行動に、たまらずタクシーを捕まえて押し込んだデイブですが、この仕事も結局ダメになってしまいました。

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「北国の帝王」 を見ました。 [映画:カ行]

1973年 アメリカ
監督 ロバート・アルドリッチ

前に見た『キッスで殺せ!』も結構面白かったし、なにより超名作としてあちこちで絶賛されている映画ですね。
「エンペラー」なんて言われると一体どんな映画・・・?と思ってしまいますが、1930年代の大恐慌時代のアメリカが舞台になっています。

大不況の中、仕事を失った労働者達は電車で職を探しに出かける必要があるけど、お金も持っていないので無賃乗車をする訳ですね。
タダ乗りをしている彼らは「ホーボー」と呼ばれ、電車の乗組員達を困らせていました。
そんな中でも車掌の1人シャックは鬼車掌として怖がられ、彼の乗務する19号電車には乗ろうとする人はいません。
なんといってもこの鬼車掌、ホーボーを見つけるなり線路にたたき落としてひき殺し、わっはっはー!と勝ち誇る、なんともコワい人なのです。

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「悲しみは空の彼方に」 を見ました。 [映画:カ行]

1959年 アメリカ
監督 ダグラス・サーク

ダグラス・サークDVDボックスに入っている作品の1つです。
サーク監督作品はどれも楽しいですが、メロドラマの傑作と名高い作品ですね。

あるビーチで、連れて来た娘スージーとはぐれてしまい探しまわっている主人公ローラは、娘が黒人の女の子サラ=ジェーンと遊んでいるのを見つけます。
彼女と母親のアニーが今日住む所にも困っているということを知り、一時的にという条件でアパートに招き入れたローラですが、彼女も女優の卵であまりリッチな暮らしをしている訳ではないのでした。

オーディションなどに行くため留守にしがちなローラのサポート役として、2人の娘の面倒を見るアニー。
スージーもアニーに懐き、一時的にと思っていたはずが、ローラにとっても不可欠な存在になって行くのでした。
そんな折、ビーチで会ったカメラマンの男性スティーブが、スージーとサラ=ジェーンとの約束の写真を届けにやってきます。
スティーブに段々惹かれて行くローラですが、女優としてのチャンスを逃すことができない彼女はスティーブに別れを告げプロデューサーの元に行くのでした。

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「歓楽通り」 を見ました。 [映画:カ行]

2002年 フランス
監督 パトリス・ルコント

『髪結いの亭主』や『橋の上の娘』などの特徴的な作品が多いパトリス・ルコント監督ですが、こちらもこの2作の流れを汲んでいるような作品です。
あまりたくさん見たことはないんですが、好きな監督の1人です。

1940年代のフランス、歓楽通りにある娼館オリエンタル・パレスで生まれたプチ=ルイは、ここで働く女性達に弟のように可愛がられて育ち、成長してからも彼女達のサポートをするためここで働いています。
彼の夢は、一生をかけて愛し抜く人を見つけること。
ある冬、この館にやって来た1人の娼婦マリオンと運命の出会いを果たした彼は、マリオンを愛し抜くことを心に決めます。

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「グラン・トリノ」 を見てきました。 [映画:カ行]

2008年 アメリカ
監督 クリント・イーストウッド

『チェンジリング』に続いて公開されたこの作品、イーストウッドが俳優として出演するのは最後なのではないかという憶測?もあって、これまで以上に注目されていましたね。
わたしも公開を楽しみにしていました。

舞台はアメリカ、ミシガン州。
ここに長く住んでいるウォルト・コワルスキーは、朝鮮戦争を戦った元軍人です。
最近妻を亡くし、1人で住むことになりましたが、妻のお葬式にやって来た孫娘の露出度の高い服装に苦々しい顔をしたり、集まった人達にも「ハムを食べに来ただけだ」などと、いかにもって感じのガンコオヤジな訳です。
妻の遺言だからと懺悔を進める若い神父に対しても暴言を吐く始末。
こんな彼の様子にウンザリして、実の息子2人も彼の家には滅多に近寄りません。

そんなウォルトの唯一の楽しみは、ガレージにあるフォード、グラン・トリノ。
フォードの技術者だった彼が自らステアリング・コラムを取り付けたこの車を見ながらビールを飲む時だけは、とても満足そうな様子です。
そんな彼のグラン・トリノを、隣に住んでいるベトナム系モン族の少年が盗もうとしたところから、話は意外な方向へ進んで行きます。

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「回転」 を見ました。 [映画:カ行]

1961年 アメリカ
監督 ジャック・クレイトン

「映画はおそろしい」シリーズのDVD収録作品の1つです。
以前見た『白い肌に狂う鞭』も、なんだか妖しい怖さのある映画でした。
この作品はヘンリー・ジェームスの小説「ねじの回転」をトルーマン・カポーティなどが脚色した作品ということで、なかなか原作も興味深いところではあります。

舞台は19世紀終わり頃のイギリス。
ある貴族が引き取った2人子供、マイルスとフロラの兄妹の家庭教師として、デボラ・カー演じるミス・ギデンスが屋敷にやってきます。

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