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「マンハッタン無宿」 を見てきました。 [映画:マ行]

1968年 アメリカ
監督 ドン・シーゲル

ドン・シーゲル監督と俳優クリント・イーストウッドのコンビといえば、言わずと知れた『ダーティーハリー』ですが、この作品はそれの伏線となったような映画ですね。
30代のイーストウッドの姿が見れます。

アリゾナで働いている警察官クーガンは、捕まえる相手を徹底的に追いつめて容赦しない野生児のような男です。
そんな彼は、凶悪犯リンガーマンの身柄をニューヨークからアリゾナまで護送する仕事を仰せつかります。

テンガロンハットにスーツという出で立ちでニューヨークにやってきたクーガン。
警察署に行ったものの、リンガーマンが入院してしまったため待機を命じられ、大都会でしばらく過ごすことになります。
ここで出会った女性犯罪者の保護担当の警官ジュリーと親しくなり、あっという間に彼女の心を虜にしてしまいます。

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「メリーに首ったけ」 を見ました。 [映画:マ行]

1998年 アメリカ
監督 ボビー&ピーター・ファレリー

この映画はキャメロン・ディアスの魅力大爆発!って感じで、公開時は全く気になっていなかったんですが、ベン・スティラーが出演ならきっとおバカで面白いだろうと見てみることにしました。
『トロピック・サンダー』に大爆笑させられて以来、ベン・スティラー気になるんですよねぇ。

1985年。ハイスクールに通うテッドは、ここの女の子で一番人気のメリーのことが好きなものの、遠くから眺めるだけのオクテの男子。
ですが彼女の弟ウォーレンをいじめから助けたことがきっかけで、メリーと卒業パーティーに行くことに!
気合いの入った正装で彼女の家に迎えに行ったものの、トイレで大事なモノをファスナーに挟んでしまい、取ろうとすればするほど状況は悪くなり、結局救急車で運ばれてしまいます。
それから彼女に会うことはなかったテッドですが、それから13年経った今でも彼女のことを忘れることができないでいるのでした。

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「乱れる」 を見ました。 [映画:マ行]

1964年 日本
監督 成瀬巳喜男

『わたしの渡世日記』も随分楽しませてもらいました、高峰秀子主演・成瀬巳喜男監督の傑作と言われていますね。
ちなみに脚本は高峰さんのご主人、松山善三さんで・・・ついでに言うと加山雄三共演です。

高峰さん演じる礼子は、森田屋の長男と結婚したものの、夫は戦死しその後は1人でなんとか森田屋を切り盛りしています。
一緒に住む義母は、戦後の焼け野原から店舗を復活させるまでに立て直した礼子に感謝しつつも、この家に縛っておくのは申し訳ないのではないかと思っています。
もう一人の息子幸司は、毎日遊び回ってほとんど店の手伝いはせず、「姉さんがいるから良いだろ」と悪びれる様子もありません。

嫁いでいて別に住んでいる2人の姉達は、礼子が家に縛られているのは気の毒だし、そろそろ再婚の道でも考えたらどうかとしきりに言ってきます。
それもそのはず、姉の夫が経営している会社から、森田屋をスーパーマーケットにするのはどうかという話が進み始めたからです。
折しも、戦後の混乱期を乗り越えたこの商店街の中に新しくスーパーマーケットが出来て、周りのお店もお客を取られたり値引きをせざるを得ない等、相当苦労しています。
森田屋をスーパーマーケットにし、幸司を社長に、そして姉の夫は専務などに・・・という計画を立てている姉妹は、「追い出すようにするのも・・・」と踏み切れない母親に対し、なんとか礼子に分かってもらってくれと説得の嵐です。

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「ミルク」 を見てきました。 [映画:マ行]

2008年 アメリカ
監督 ガス・ヴァン・サント

ショーン・ペンがアカデミー主演男優賞に輝いたこの作品、実際に起きた出来事が元になっている映画なんですね。
ゲイであることをカミングアウトた上で、初めて選挙で選ばれた政治家ハーヴィー・ミルクの最後の8年間を描いた作品です。

舞台は1970年代のサンフランシスコ。
大企業に勤めていたハーヴィー・ミルクは、年下の恋人スコット・スミスと共にカストロ通りに住み、カメラ店を営みます。
彼の人柄などに引かれた同性愛者やヒッピー達はいつしかここに集まり、大きなコミュニティーを形成するようになります。
1973年から、ミルクはサンフランシスコの市政執行委員の選挙に立候補します。
しかしそれから3度落選。スコットとの生活を優先するため、一度はこれで諦めることを決意したものの、選挙制度が変わったのを機に4度目の挑戦を決意。
それを知ったスコットは、静かに彼の元を去ります・・・。

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「女鹿」 を見てきました。 [映画:マ行]

1968年 フランス=イタリア
監督 クロード・シャブロル

この作品を含む3作品、この『女鹿』と『肉屋』、『不貞の女』のDVD発売記念の上映で見ました。
全部見たかったですが、今回はこれだけ・・・シャブロル作品初でした。

父親の遺産で優雅に暮らしているフレデリークは、パリで見つけた画家を目指す少女ホワイを家に連れて帰り、彼女を住まわせるようになります。
手をつないで散歩したり、髪をとかし合ったりなど戯れ合うように仲良く過ごしていた2人ですが、ある男の登場でなんとなく形が変わってきます・・・。

その男とは、フレデリークが催したパーティーにやって来た建築家、ポール。
ホワイは彼に惹かれ、ポールの自宅で1晩を過ごします。
朝帰りした彼女を微笑ましく迎え、話を聞いたフレデリーク。
・・・ですが、フレデリークはその後、ポールを誘惑して自分のものにしてしまうんですね。
なんだかドロドロした感じです。

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「ミスト」 を見ました。 [映画:マ行]

2007年 アメリカ
監督 フランク・ダラボン

スティーブン・キングのホラー小説の映画化ということで、少々気になりつつ公開時には見逃していました。
原作は未読ですが、かなり人気のある作品のようで・・・そして「驚愕のラスト」という文句にもばっちり惹かれてしまいました。

アメリカのある街が、突然の嵐が去った後 原因不明の深い霧に覆われます。
主人公デヴィッドは、息子と一緒に買い出しのために訪れたスーパーがこの霧に覆われてしまい、出ることができなくなってしまいます。
しかも、出て行こうとした人たちは霧の中の得体の知れないものに襲われて、帰って来ないという状況。
「ママのいる家に帰りたい」と言う息子を必死になだめながら、この状況をどうするか必死に考えます・・・。

そうこうしている間にも、スーパーの窓には霧の中から「敵」が遅いかかり、窓を割って入ってくる敵に周りの人々は次々と襲われていきます。
被害者たちのグロさもさることながら、「敵」のコワさも秀逸です・・・キモいだけではなく固いです。簡単にはやられてくれません。

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「松ヶ根乱射事件」 を見ました。 [映画:マ行]

2006年 日本
監督 山下敦弘

なかなか衝撃的なタイトルですよね。
『リンダ リンダ リンダ』などで有名な山下敦弘監督の作品、そして三浦友和や木村祐一など、ちょっと味があって面白そうな人が出演しているので見てみました。

舞台は松ヶ根という田舎町、90年代初頭です。
ここの交番に勤務している光太郎、彼は退屈な日常生活を送っていましたが、ある日雪の中で女性が死んでいるという情報を受け、彼女を検死室に運びます。
ところがその女は仮死状態になっていただけで、翌日には帰って行きました。
光太郎の双子の兄で実家の畜産業をなんとなく手伝っている光・・・実はその女性を車でひいてしまったのは彼だったのでした。

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「満月の夜」 を見てきました。 [映画:マ行]

1984年 フランス
監督 エリック・ロメール

こちらもロメール作品最終上映の1つです。
「格言劇」シリーズの1つに分類される作品でしょうか。

パスカル・オジエ演じる主人公ルイーズは、パリ郊外で恋人のレミ)と暮らしています。
が、彼女にはレミ以外にも男友達もいて、夜な夜なパーティに出かけたりしていることでレミと言い合いになったりして、2人の間にはちょっと妙な空気が流れています。

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「マッドマックス2」 を見ました。 [映画:マ行]

1981年 オーストラリア
監督 ジョージ・ミラー

メル・ギブソン主演で大ヒットした前作「マッドマックス」の続編です。
前作でちょっと危うい感じになりそうだったマックスさんですが、彼が一体どんな風に変わるのだろう・・・とちょっと期待してみてました。

舞台は当然前作の続きなんですが、なぜか全く違う雰囲気なんですね。
近未来で街はだいぶ荒廃し、希少な石油の奪い合いがあちこちで行われています。
マックスが出くわした暴走族も、車を襲って石油を奪ったりしています。
彼らが支配している製油所にマックスは乗り込み、いろいろとアクションバトルが繰り広げられる訳です。

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「マグノリア」 を見ました。 [映画:マ行]

1999年 アメリカ
監督 ポール・トーマス・アンダーソン

ポール・トーマス・アンダーソン監督の作品は劇場で見たことはないんですが、気になる監督の1人です。
187分となかなか長尺なのでちょっと覚悟は要りましたが、見てみると意外にもそんなに長い感じはなかったですね。

10人以上の登場人物が、はじめはそれぞれのところでそれぞれの生活をしています。
はじめに登場するのは、死の床にいる老人、その介護人と若い妻。
彼は自分の死を予感し、フィリップ・シーモア・ホフマン演じる介護人に「自分の息子を捜してくれ」と頼みます。

次は眼鏡の元ちびっ子クイズ王の青年というか、もういい歳になった大人です。
彼は昔の栄光が忘れられない一方、勤め先を解雇になってちょっと自暴自棄になっています。
そのクイズ番組はまだ続いていて、司会者や今のちびっ子クイズ王、そしてその父親がテレビ局で番組の収録をしています。

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